21st DOMANI・明日展

アート

Mandala Design sachiです。

  

国立新美術館に、「21st DOMANI・明日展」を観に行きました。

  
  
「DOMANI・明日展」は、文化庁の支援のもと海外で研修を受けたフレッシュな美術作家たちのショウケース。びっくりするようなものを見せてくれる芸術家はいないかなーと毎回楽しみに観に行っている(笑)。
撮った画像とともに感想をメモします。

  
  

  
  


ー DOMANI・明日展とは
文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(旧・芸術家在外研修)」を1967年度から実施しており、すでに半世紀を経過しました。美術分野では、そうした研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、今年度で第21回目となります。国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展で、文化庁による新進作家育成プログラムで海外に送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会にすることを目指しています。ー

出典:
https://domani-ten.com/

  
  

松原慈《Un coquelicot》

ケシの花がハッとさせられるスペースを形作っている。
添えられた文章にも、埋もれてしまった自分の感性の奥底に訴えかけるようなものを感じた。
床に置かれた写真群の中を歩くと、不思議な世界に迷い込んだ気持ちになった。好き。

  
  

  
  

  
  

志村信裕《Nostalgia,Amnesia》

ドキュメンタリー、ルポルタージュの形を取った映像作品。
40分もあったのに通して見てしまった。
大抵この手の作品は途中まで見て集中力が切れて退席するのに、最後まで見切ったのは個人的に初めてのことだと思う。
バスク地方の羊飼いと、その羊毛を使った手仕事職人のおばあさん、戦後の日本における牧場経営に関わる夫婦の話、今なお続く三里塚闘争の爪痕を抱える上総農場の農家さんの現状、を交錯させる表現形式で、作品は紡がれていた。
世界の潮流や、その時の国策に翻弄されてしまう、個人の生活の営み。
糸をよるときの機械の具合を語るおばあさん。沢庵大根についた泥を洗い流しながら、これはちょっと長過ぎる、と大根をなでる農家のおじさん。
そういうささやかで繊細な表現で、彼らのその日々がどのように侵されてしまっているかを丹念に描き出す。
声高に何かを主張するのではないが、強さのある映像カットの数々。
大きな愛を感じる作品だ。

  
  

  
  

  
  

和田的

陶芸、陶器、正統派な感じの作品群。
後からタイトルを見たら合わせて見るとよかったなぁという詩的なものが多かった。

  
  

蓮沼昌宏

可愛いらしく癒されるような作品。パラパラマンガも映像のバックに流れる音楽も。瀬戸内の島々もイメージが浮かび、心地よかった。スペース全体に良い気が流れているように感じた。

  
  

村山悟郎

タイトルにセルオートマトンとか、非同期とか、創発、とか複雑系のタームが並ぶ。
なんとなーくシンパシーを感じる作品群。

  
  

  
  

この手の作品を見ると、自分はきまって表現することそのものについて考えてしまう。
アートを生業にする資質や才能がある者は、「世の中になにかを伝える」という使命(あるいは宿命?)を背負っているのかもな、と。
それで食っていけるかいけないかは別次元の話で。
若い作家さんのものを見るときは特にそうで、彼にその意識はあるだろうか?ということも併せて作品を観ているのだ、とふと自分で気づくことがある。

  
  

招聘作家の三瀬夏之介氏の作品。迫力。

  
  

  
  

同時開催されていた五美術大学の作品展もとてもよかった。
気が遠くなるくらいたくさんの作品があったけど、素晴らしいと思ったものをふたつ掲載させてもらいます。


  
  

  
  


未来を担う美術家たち
21st DOMANI・明日展
国立新美術館
2019.1.23 – 2019.3.3




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