カルーセルエルドラドはどこに行くの?〜「思い出のとしまえん」@石神井公園ふるさと文化館
ドイツで再会!日本からは撤退した大好きなソストレーネグレーネ!
あんなにうきうきと通っていたソストレーネグレーネが日本から引き上げて行ってしまう。。その悲しみが伝わってくる良記事で全国のソストレーネファンにとてもよく読まれています😊そして2024年秋、ドイツにあるソストレーネグレーネ・デュッセルドルフ店を訪れたので写真でポートしたいと思います!
「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」@パナソニック汐留美術館
東京・汐留のパナソニック汐留美術館で「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」展を観ました。ポール・ケアホルム(Poul Kjærholm 1929-1980)はデンマークを代表する家具デザイナー。1950年〜70年代にかけて活動しました。建築家の田根剛氏が会場構成を担当、椅子研究家である織田憲嗣氏が収集したポール・ケアホルムデザインのコレクション約50点が展示されました。日本初の本格的な展覧会だとのこと。余計な装飾のない、作品だけを間近で鑑賞できる良い展示でした.
【残像日録】見ているだけで幸せ気分!美しいフィンランドの紐
バッグ屋さんの姉からもらったフィンランド製のカラフルな紐たち。何に使おうかな?手にとって考えているだけで彩り豊かな時間が訪れる。特に青系のグラデーションが好き。ケーキを焼いて、きれいな色のボックスに入れたらウキウキとこれで縛ろうか。薄いブルーの箱なら、ピーコックブルーの紐。黒なら、えんじ色。
初めての鳥取 〜 小雨の鳥取砂丘を歩いたら楽しかった!
鳥取砂丘!行く前には、海風で砂が飛んできてコンタクトがめっちゃ痛くなるのでは?とか、足腰が弱っていて砂に足を取られ、うまく歩けず途中で断念したりして?などと心配したものの、行ってみれば楽しい時間を過ごすことができました。初めて訪れる方の参考になればと思い、写真とともに投稿します!
平田晃久|人間の波打ち際 展 @ 練馬区立美術館
平田晃久(1971年 - )氏についてはまったく予備知識がありませんでしたが、建て替え予定の練馬区立美術館の設計を担当している建築家、ということで興味を惹かれ展示を観に行きました。練馬区立美術館では、建築家・平田晃久の建築世界を紹介する展覧会を開催します。「建築とは<からまりしろ>をつくることである」というコンセプトは、平田の建築に一貫しています。平田の造語である<からまりしろ>とは、はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらゆる物質の傍らとも言える領域の重なりを指します。
【残像日録】秋の悦楽お茶タイム#4 〜 バタフライピーのお茶をいただく週末
バタフライピーは東南アジアを原産とするマメ科の植物で、日本名は「チョウマメ(蝶豆)」。抗酸化作用がある、アントシアニンが豊富に含まれているんですって。エイジング効果も期待できるらしい。
【残像日録】食べたこともないクグロフを憧れだけで焼いてみた!
チョコレート風味の「クグロフ」を焼きました。強力粉中心のタネで発酵時間もたっぷりと取ったので、もっとパンのような食感になるのかな?と思ったけど、思いのほかさっくりスイーツの味わい。チョコレートソースがまだ乾かないうちに、フランボワーズのフレークやアラザンをかけて飾ります。クグロフのことは正直何も知らなかった自分。ただ、ビジュアルが可愛いな〜という印象だけでした。なので作ってから調べてみたよ!クグロフ(仏: kouglof)は、フランスのアルザス地方からオーストリア、スイス、ドイツに見られる菓子の一種。オーストリア発祥と言われる。語源については、ドイツ語の球面(ドイツ語: Kugel)とホップ(ドイツ語: Hopfen)を合わせた造語とも、男性の肩覆い散付きの帽子であるグーゲル(英語版)(ドイツ語: Gugel)とも言われている。マリー・アントワネットが好んだ菓子としても知られているそうだ。
【残像日録】おすすめ!愛用の耳栓「Loop Quiet」がとってもよい。
アフリカ系アメリカ人のゲイツが自身のルーツと日本の「民藝」をハイブリットさせた、多角的な芸術作品群。新しい。他に例を見ない、少なくとも自分は見たことがない、興味深い世界だった。グローバルな時代だからこそ生まれた表現だとも思う。現代アートというカテゴリーの豊かさと、ポテンシャルの高さよ。。
「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」展 @森美術館に行った
「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」展を観たときの記録を。当時はまだ新型コロナ禍の真っ只中。感染予防に気をつけて、ちょっとビクビクしながら観覧したことを思い出します。長引くコロナ禍により私たちの生活は大きく変化し、これまで見えにくかったさまざまな事象が日本社会の中で顕在化しました。
絵本作家・荒井真紀の「かんさつのじかん」@武蔵野市立吉祥寺美術館
荒井真紀氏のことはこの展示で初めて知りました。16歳で細密画家・熊田千佳慕に弟子入りして以来、植物一筋。59歳。数々の絵本を出しており、2017年には国際的に権威ある賞として知られる、ブラチスラバ国際絵画原画展にて「金のりんご賞」を受賞、とのこと。果物や野菜の絵、とってもよかった。一枚描くのに1ヶ月ほどかかるとか。果物を見て観察しその通りに描く。植物への敬意が感じられる美しい細密画の数々。すごいな。撮影禁止だったけど、切ったトマトの種の部分が美しくみずみずしくて、思わずゴクリとしてしまった。スイカの断面図はとてもかわいかった。。
『自分という壁』大愚元勝 著を読んだ
不安・嫉妬・怒りその感情はすべて「あなた自身」が作り出したもの。帯にはこういうキャッチコピー。自分は「嫉妬」や「怒り」はあまり持たないのですが、「不安」を感じることがとにかく多い。この本を手に取って読んだところ、腑に落ちる箇所が多くありました。それらを切り取り引用し、
「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」@東京都庭園美術館
白金の庭園美術館にて「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」を観覧しました。20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスムは芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響力を及ぼしました。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現
ドイツで再会!日本からは撤退した大好きなソストレーネグレーネ!
あんなにうきうきと通っていたソストレーネグレーネが日本から引き上げて行ってしまう。。その悲しみが伝わってくる良記事で全国のソストレーネファンにとてもよく読まれています😊そして2024年秋、ドイツにあるソストレーネグレーネ・デュッセルドルフ店を訪れたので写真でポートしたいと思います!
「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」@パナソニック汐留美術館
東京・汐留のパナソニック汐留美術館で「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」展を観ました。ポール・ケアホルム(Poul Kjærholm 1929-1980)はデンマークを代表する家具デザイナー。1950年〜70年代にかけて活動しました。建築家の田根剛氏が会場構成を担当、椅子研究家である織田憲嗣氏が収集したポール・ケアホルムデザインのコレクション約50点が展示されました。日本初の本格的な展覧会だとのこと。余計な装飾のない、作品だけを間近で鑑賞できる良い展示でした.
【残像日録】見ているだけで幸せ気分!美しいフィンランドの紐
バッグ屋さんの姉からもらったフィンランド製のカラフルな紐たち。何に使おうかな?手にとって考えているだけで彩り豊かな時間が訪れる。特に青系のグラデーションが好き。ケーキを焼いて、きれいな色のボックスに入れたらウキウキとこれで縛ろうか。薄いブルーの箱なら、ピーコックブルーの紐。黒なら、えんじ色。
平田晃久|人間の波打ち際 展 @ 練馬区立美術館
平田晃久(1971年 - )氏についてはまったく予備知識がありませんでしたが、建て替え予定の練馬区立美術館の設計を担当している建築家、ということで興味を惹かれ展示を観に行きました。練馬区立美術館では、建築家・平田晃久の建築世界を紹介する展覧会を開催します。「建築とは<からまりしろ>をつくることである」というコンセプトは、平田の建築に一貫しています。平田の造語である<からまりしろ>とは、はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらゆる物質の傍らとも言える領域の重なりを指します。
【残像日録】秋の悦楽お茶タイム#4 〜 バタフライピーのお茶をいただく週末
バタフライピーは東南アジアを原産とするマメ科の植物で、日本名は「チョウマメ(蝶豆)」。抗酸化作用がある、アントシアニンが豊富に含まれているんですって。エイジング効果も期待できるらしい。
【残像日録】おすすめ!愛用の耳栓「Loop Quiet」がとってもよい。
アフリカ系アメリカ人のゲイツが自身のルーツと日本の「民藝」をハイブリットさせた、多角的な芸術作品群。新しい。他に例を見ない、少なくとも自分は見たことがない、興味深い世界だった。グローバルな時代だからこそ生まれた表現だとも思う。現代アートというカテゴリーの豊かさと、ポテンシャルの高さよ。。
「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」展 @森美術館に行った
「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」展を観たときの記録を。当時はまだ新型コロナ禍の真っ只中。感染予防に気をつけて、ちょっとビクビクしながら観覧したことを思い出します。長引くコロナ禍により私たちの生活は大きく変化し、これまで見えにくかったさまざまな事象が日本社会の中で顕在化しました。
絵本作家・荒井真紀の「かんさつのじかん」@武蔵野市立吉祥寺美術館
荒井真紀氏のことはこの展示で初めて知りました。16歳で細密画家・熊田千佳慕に弟子入りして以来、植物一筋。59歳。数々の絵本を出しており、2017年には国際的に権威ある賞として知られる、ブラチスラバ国際絵画原画展にて「金のりんご賞」を受賞、とのこと。果物や野菜の絵、とってもよかった。一枚描くのに1ヶ月ほどかかるとか。果物を見て観察しその通りに描く。植物への敬意が感じられる美しい細密画の数々。すごいな。撮影禁止だったけど、切ったトマトの種の部分が美しくみずみずしくて、思わずゴクリとしてしまった。スイカの断面図はとてもかわいかった。。
「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」@東京都庭園美術館
白金の庭園美術館にて「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」を観覧しました。20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスムは芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響力を及ぼしました。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現
岡本太郎記念館に行ってきた!
東京・青山にある、岡本太郎記念館に行ってきました。ここ岡本太郎記念館は、1996年、84歳で亡くなるまで、岡本太郎のアトリエ兼住居だった。1954年から40年以上彼が生活した空間である。絵を描き、原稿を口述し、彫刻と格闘し、人と会い、万国博の太陽の塔をはじめ巨大なモニュメントや壁画など、あらゆる作品の構想を練り、制作した場所。彼のエネルギーが今も満ち満ちている。
MONDO 映画ポスターアートの最前線 @国立映画アーカイブ
2022年春、京橋にある「MONDO 映画ポスターアートの最前線」@国立映画アーカイブを見に行ったときの記録です。どれも馴染みの深い映画ばかりでしたが、このような映画ポスターアートの文化があることは知りませんでした。プロの手による「二次創作」とも言えるのかな。シルクスクリーンで印刷される限定版の映画ポスターは、オンラインショップを通じて世界で熱狂的なファンを獲得しているのだそうです。確かに圧巻の作品揃いでした。
【残像日録】愛とアートの効用〜 「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」
アフリカ系アメリカ人のゲイツが自身のルーツと日本の「民藝」をハイブリットさせた、多角的な芸術作品群。新しい。他に例を見ない、少なくとも自分は見たことがない、興味深い世界だった。グローバルな時代だからこそ生まれた表現だとも思う。現代アートというカテゴリーの豊かさと、ポテンシャルの高さよ。。
初めての鳥取 〜 小雨の鳥取砂丘を歩いたら楽しかった!
鳥取砂丘!行く前には、海風で砂が飛んできてコンタクトがめっちゃ痛くなるのでは?とか、足腰が弱っていて砂に足を取られ、うまく歩けず途中で断念したりして?などと心配したものの、行ってみれば楽しい時間を過ごすことができました。初めて訪れる方の参考になればと思い、写真とともに投稿します!
セーラちゃん館長「まぼろし博覧会」@伊東市を探訪!「キモ可愛い楽園」を体験した
静岡県伊東市にあるウワサの「まぼろし博覧会」に行きました。「館長のセーラちゃんに会いたい!」という家族の強い要望により、江ノ浦測候所探訪の翌日に訪れることになりました。「まぼろし博覧会」とは?NHKの人気番組『ドキュメント72時間』で見たことはありましたが、まぼろし博覧会は『キモ可愛い』をコンセプトにしたユニークな博物館です。閉園した熱帯植物園「伊豆グリーンパーク」跡地にあります。
杉本博司の集大成!感動のアート体験・小田原「江之浦測候所」に行ってきた
現代美術家 杉本博司氏が構想・設計した、小田原にあるアート施設「江之浦測候所」。2017年に完成してから、ずっと訪れたかったところでした。「測候所」と銘打っていますが、こちらは自然と芸術が融合した文化施設。小田原の静かな環境に包まれたアートの宝庫です。杉本博司の芸術的ビジョンと日本の自然美が融合した、唯一無二の場所なのです。パンフレットにある江之浦測候所の航空写真。長いギャラリーがひときわ目を引きます。4月に訪れたので、写真のように桜と菜の花がきれいでした。
「越後妻有 大地の芸術祭」2023〜 越後湯沢駅発のアートバスツアーに参加した
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、新潟県の越後妻有地域(十日町市および津南町)で開催される国際的なアートイベントです。トリエンナーレは、3年に一度の国際美術展覧会。2023年は会期年外シーズンでしたが、通年公開している野外作品や施設作品、そして秋の里山の美しさを楽しむことができました。今回の旅は、越後湯沢に1泊2日。作品を効率的に巡るために、越後湯沢駅発のアートバスツアー*に参加しました!作品には、自然と人間の共生・地域社会とのつながりを重視したものが多く見られました。マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「Tunnel of Light」ツアーバスがまず向かったのは、日本三大渓谷の1つ、十日町の清津峡。柱状節理の岩肌が延々と続く雄大なスケールの自然に圧倒されました。そして、全長750mの清津峡渓谷トンネル内に点在するのは、マ・ヤンソンの作品。長くて暗いトンネルの中を歩きながら作品を見る体験ははじめて。ワクワクしました。
秋の京都で出会ったラブドラム〜 大石一裕氏のライブ@松の杜くげぬまに行ってきた!
会場となった「松の杜くげぬま」は、みどり豊かなお庭を持つ1928年に建てられた住宅。本当に素晴らしい時間だった。さまざまな鳥の声や虫の音、ひとびとのくらす気配と大石氏のやさしいドラムの音色が渾然一体となって鳴り響いていた。木の葉が揺れ、庭を歩く鳥がいて、それもまた楽曲の景色となる。陶然として、ちょっと眠くなるようなバイブレーション。今回の演奏のテーマは「自然と音楽との調和」とのこと。大石氏はMCの中で無我の境地に触れ、「わたしがラブドラムなのか、ラブドラムがわたしなのか」わからなくなるような演奏を目指していると話されていた。
【残像日録】ラブドラム〜 秋の京都で出会ったやさしい音色
去年の秋、京都を旅した時のこと。銀閣寺から伸びる哲学の道を永観堂に向けて歩いていると、何となく懐かしいような響きが耳に届いた。いつかのうたた寝の、夢の中で聞いたことがあるような、輪郭のあいまいな、やわらかい音色......。さらに歩いていくと、ひとりの青年が路上に座り、日差しの中で見たことのない楽器を奏でていた。黒くて大きくて繊細な彫り模様が入っている打楽器。それを抱え慈しむようにマレットで叩いている。まるで光と風と戯れるようなやさしい音色。響きが透き通っていて、自然の音に限りなく近い気がした。たちまち惹きつけられてしまった。ラブドラム(Rav Drum)という楽器だという。
李禹煥(リ・ウファン)展 @ 国立新美術館に行った
リ・ウファンの「風景」「点より」「線より」シリーズが美しい。「風景」というタイトルの3つの作品は、オレンジ色の蛍光塗料スプレーで描かれている。この真ん中に立っていると、微妙に異なる色味が自分の頭の中で点滅してくるような気がしてくる。幻惑的な空間に吸い込まれていく感覚。
夏の終わりの北海道!その2〜 憧れの「白金青い池」へ。富良野・美瑛の旅
まず向かったのは「白金青い池」。ガイドなどを見ると、早朝は水面に光が差して美しいとありました。その日はどちらかというと曇りベース。時おり雲から顔をのぞかせるお日さまに願いをかけて、カメラを手に向かいました。神秘的。。このコバルトブルーは、「美瑛ブルー」とも呼ばれているそう。なぜこのように青いの?以下のサイトに解説がありました。それにしても、とうとう見れた、という感じでした。2012年にApple社の公式の壁紙として採用されてから、世界的に有名になった景色。ずっと訪れたいと思っていたスポットだったのです。
夏の終わりの北海道!その1 〜 積丹半島でウニを堪能&美しき小樽の街並み
お腹も心も満たされた昼食後は、次なる目的地・神威岬に向けて積丹半島をひた走りました。晴れたり曇ったりと不思議な天気。地図のかたちを実感できる岬などが見えると、心が躍りました。その最たるものが神威岬の先端!と思い訪れたかったのですが...... 残念ながらその日は強風で入場が許されませんでした。猛烈な風が吹いている。ほんとうに吹き飛ばされそう。チャレンカの小道を歩き始める。
Sportify(スポティファイ)のちらしが新聞折込に〜 Z世代の生活傾向
数日前、我が家でとっている新聞にSportify(スポティファイ)のちらしが入っていました。Spotifyは世界最大手の音楽配信サービス。スウェーデンの企業。2021年7月時点で、3億6500万人(うち有料会員1億6500万人)のユーザーを抱えているとのこと。(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/Spotify)色合わせがきわめて北欧。良質な印刷の、カッコいいA3判ちらしを手にとってしみじみとながめました。手触りすべすべです。でも、これって費用対効果としてどうなのだろう......。
【残像日録】自然のめぐみと高木正勝
高木正勝は今、山の中に暮らしていて、その自然とともに生きる日々を「こといづ」という本に書いている。豊かな表現がいっぱいで、読んでいるだけで山の風を浴びたような感覚になる。素晴らしい。いずれここにも書こうと思います。高木正勝については過去にも何度か書いています。彼は実に、唯一無二の音楽家だと思う。
【残像日録】秋の川越散歩
さて、この日のハイライトは、「小江戸蔵里」での利き酒体験でした。「小江戸蔵里」はもともと酒蔵だった建物をリノベーションしてできたのだそう。「おみやげ処」とお食事できる「まかない処」と、埼玉県の34蔵の地酒が揃う「ききざけ処」に分かれており、新しく清潔で洗練されたスペースでした。「ききざけ処」どころで試飲できたのは以下のお酒。ワンコイン(500円)で4種類選べます。もちろんほんの少しずつなのですが、お味は十分楽しめます。
『自分という壁』大愚元勝 著を読んだ
不安・嫉妬・怒りその感情はすべて「あなた自身」が作り出したもの。帯にはこういうキャッチコピー。自分は「嫉妬」や「怒り」はあまり持たないのですが、「不安」を感じることがとにかく多い。この本を手に取って読んだところ、腑に落ちる箇所が多くありました。それらを切り取り引用し、
MONDO 映画ポスターアートの最前線 @国立映画アーカイブ
2022年春、京橋にある「MONDO 映画ポスターアートの最前線」@国立映画アーカイブを見に行ったときの記録です。どれも馴染みの深い映画ばかりでしたが、このような映画ポスターアートの文化があることは知りませんでした。プロの手による「二次創作」とも言えるのかな。シルクスクリーンで印刷される限定版の映画ポスターは、オンラインショップを通じて世界で熱狂的なファンを獲得しているのだそうです。確かに圧巻の作品揃いでした。
「死は存在しない〜 最先端量子科学が示す新たな仮説」で田坂広志氏が提示した現代の救い
「死は存在しない」これがタイトルだけど、肉体としての死はもちろん存在し、それを経て我々がどうなるのか?ということが著されている。結論から言うと、ひととしての自己を終えた我々の意識は、もともと自分がいたところである「宇宙意識」の域(=ゼロ・ポイント・フィールド)に帰っていく。死んでこの体がなくなったら、どんなふうになるのだろう?誰でも一度は考える。死んだらすべてが消えて、はいおしまい、と思う人が多いだろうか。自分は、死ぬと怒りや悲しみなどの「感情」が消え、フラットな意識(は残ると思う)の状態になるのでは?と、ぼんやりと思ってきた。ひとの感情の動きは、ホルモンなど伝達物質を含む肉体に属していると思うから、死んだらそれは終了。一方、魂(というのも曖昧だが......)に司られている(のでは?と思う)意識の方は、感情に邪魔されないので今よりも明晰になる、と。これは年をとり、気力も衰え、感情の動きもやや凪いできた年代になって思うようになった。自分の中の鬱陶しい感情の数々。これ、すべて身体の成せるワザだ。肉体がこれらを感じさせているんだ、とある時気がついた。若い頃はそれ(感情)こそが人間そのもの、と思ってた。それは事実ではあるけれど、そればかりじゃないだろう、と今は思う。
笑って泣いてやがて染み入る。吉川トリコ著『余命一年、男をかう』を読んだ。
非常に読みやすかった。情景描写がくっきりと鮮やかで、流行りのドラマを見ているみたいにすいすい読み進んでしまった。景気の悪いこの国の社会の状況やコロナ禍も反映されており、市井の人々の今の生活の記録としても読める印象。例えば、仔細にわたって描かれる主人公・唯の倹約術やポイント利用や資産運用に対する知識。老後2,000万円問題が記憶に新しいが、唯の節約も老後資金を意識したものだ。いまの人たちがどんな工夫をして決して多くはない賃金でやりくりしているか......(唯のケースはちょっと極端だけど)後世に伝えるべき風俗史になっているとも感じた。
『月夜の森の梟(ふくろう)』 小池真理子著
夫との出来事の記憶や、彼を亡くしたばかりの今感じることなどが、著者の住む豊かな森の季節の移り変わりとともに語られる。自然描写と心象風景とが響き合い、そして溶けあうような、厳かな境地がどの掌編にも描かれていた。(前書きの最後の行を読んで思ったようなことはまったく余計な心配!なのだった)哀しみからの復活、再生の方法などわたしにはわからない、と著者は書く。わからないこと、それ自体をここで書いてきたつもりだと。
『ディープフェイク 〜ニセ情報の拡散者たち』ニーナ・シック著
ディープフェイクとは何か。「AIで生成されたニセのゼレンスキー大統領が降伏を表明しウクライナ市民に投降を呼びかける」フェイク動画が、ネット上に出回った、というニュースを見た。ディープフェイク動画が、世界の未来に揺さぶりをかけるのを目の当たりにした。今回のウクライナ侵攻では、この動画が出る前にもフェイク情報は色々とあったらしい。メディアサイトを装い、親ロシアの主張を繰り返してきたアカウントの編集長の女性の顔と、コラムニストとされてきた男性の顔はいずれも自動生成されたAIの顔だったという。おそらく上に書いたGANが使用されたのではないか。ソーシャルメディアもそうだが、もっとも怖いのはテレビなどのマスメディアがある意図を持ってそういったフェイク情報を拡散することだと思う。
クリスマスシーズンになると読みたくなる本「サンタクロースっているんでしょうか?」
この時期になると手に取りたくなる、偕成社の「サンタクロースっているんでしょうか?」(ニューヨーク・サン新聞 社説/中村妙子 訳/東逸子 絵)。自分がまだ子どもでサンタさんを待っていた頃のこと、そして我が子にサンタさんが来ていた頃のことを思い出します。
【残像日録】「凪に溺れる」と「100万回生きたねこ」
青羽悠氏の「凪に溺れる」を読んだ。読み始めてすぐに「面白いけど今の自分には必要のない小説だな」と思った。そして、自分のこの感想は何を意味するのか?と考えた。自分はたぶん、タイトルに惹かれて読もうと思ったのだと思う。海の穏やかな状態である「凪」。そこで溺れるというのはどういうことだろう。タイトルの叙情性に惹かれた。
ずっと気になっていた ジェームズ・レッドフィールド著「聖なる予言」を読んだ
人間は、誰もが幼少時の家族関係の中で獲得した「コントロールドラマ」を演じているのだとのこと。自分が家族の中でどのように振舞っていたかによって、被害者・傍観者・攻撃者・脅迫者いずれかのドラマを生涯演じ続けるのだという。その事実に気がつき、その言わば脚本というか癖?から抜け出さないと、成長が望めない。 いつまでも同じところでぐるぐるしている人生になってしまうとのこと。
インド哲学を想起させる 小川洋子著「ブラフマンの埋葬」
物語のなかで「僕」が飼っている生き物の名前は「ブラフマン」。自分が連想したのは、ブラフマンとアートマンでした。ブラフマン(梵)は、インド哲学における宇宙を支配する原理で、アートマン(我)は個人を支配する原理。これらが同一であることを知ることが、 古代インドにおけるヴェーダの究極の悟り=梵我一如(ぼんがいちにょ)です。そして、「僕」が管理人を務める「創作者の家」に住む創作者たち。作家、詩人、哲学者、画家、音楽家、舞踏家...と色々で、彼らが「アートマン」という位置付けなのではないか?と感じました。一様に我が強いように見える彼らに比して、「僕」や彼の飼う「ブラフマン」はその対極にいるように見えました。
めすねずみに共感 「ねずみ女房」ルーマー・ゴッテン著
いまの境遇に不満があるわけではないけれど、ひょっとしてほかの人生もあり得たのではないか? 今風の言い方をすれば、別の世界線に思いを馳せること。 わたし達は、こういうことをするのはヒトだけだと思っている。 だが、このめすねずみは「今持ってない、何かがほしかった」。自分は、このめすねずみを愛おしく感じた。
本棚劇場に興奮!隈研吾建築の「角川武蔵野ミュージアム」に行ってきた その1
大規模複合施設「ところざわサクラタウン」の中にある、角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。図書館と美術館・博物館が融合したような空間、というコンセプトのもとに作られたわくわくするような知の複合施設。館長は編集工学者の松岡正剛氏。入場チケットはあらかじめオンラインで購入しておきました。自分は12:00〜13:00入場枠のKCM スタンダードチケットを購入。一般は、1,200円なり。(当日券は1,400 円)このチケットで本棚劇場を含む4Fと5Fの入場が可能です。