【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #15 カウッパトリ市場(Kauppatori / Market Square)でハンドメイド石けんの「ハッピーソープ」を買った!

今日はカウッパトリ市場(Kauppatori / Market Square)とそこで出会ったハッピーソープについて書こうと思います。ヘルシンキの港に面したカウッパトリ市場(Kauppatori / Market Square)とはカウッパトリ市場は、ヘルシンキの街中心部と港に面して開けたオープンエアの市場です。 ショッピングが楽しいエスプラナーディ通りの東端にあるので、お買い物に疲れたらここまで足を伸ばして、船や港を見ながらひと休み。気持ちいい!フェリーの発着地点としても利用されており、夏場はスオメンリンナ島(Suomenlinna)など島へのボートがここから出ます。右側に停泊しているのがフェリー。カモメもたくさん飛んでました。食べ物、果物・野菜、ハンドクラフト品、土産物などを扱う屋台が並びます。海風を感じながら屋台で軽く食べ歩きするのも楽しい。我々は何も食べなかったけど、「サーモンスープ」や「トナカイ料理」、「地元のベリー」などがおすすめなんだって😋
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #14 ヘルシンキの秀麗なシンボル ヘルシンキ大聖堂(Helsinki Cathedral)はアクセスも簡単

フィンランド・ルーテル派の大聖堂で、ヘルシンキのシンボル的存在。白い外観と緑のドーム屋根が特徴で、ヘルシンキのポストカードやガイドブックに必ず載る代表的な建築物です。訪れたのはよく晴れた日の正午近く。青空に映える白亜の外観は尊く、長い階段は超きつい。地元の人達は、よくここに座っておしゃべりなどするのだそうです。平和の象徴だね。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #13 ヘルシンキ観光なら絶対に持ちたいお得なパス!ヘルシンキカードとは

美術館や博物館をたくさん巡りたい人、公共交通を頻繁に使う予定の人、市内観光バスやボートツアーに参加したい人!ヘルシンキカードはこんな人にこそおすすめです。逆に「徒歩中心であまり施設などには入らない人」が購入しても元は取れないかもしれません。。ヘルシンキカードがなければ、美術館入場料などで合計14,297円!お得だし、入場券購入などの煩わしさがないので快適でした。交通機関に乗る際にもカードを機械にピッと当てるだけでOK。個人的には乗車券購入の心理的ストレスから解放されるメリットはとても大きかったです。参加したいのに時間的に無理......というのも多かった。それは残念!次回の来訪ではもっとたっぷりと時間を取りたい!と思いました。行きたいのに時間切れだったヘルシンキカードが使えるその他の施設↓・アテネウム美術館(Ateneum Art Museum )3,661円・ヘルシンキ市内パノラマバスツアー(10月~4月)・ 世界遺産 スオメンリンナの要塞・ヘルシンキ運河クルーズ(5月~9月)・ヘルシンキ市内 ホップオン・ホップオフ観光バス(5月~9月)
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #12 ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」に行った!

ヘルシンキ現代美術館の愛称「キアズマ」は、ギリシャ語で「交差」や「交差点」を意味する言葉。1992年のコンペで応募総数516件の中から、この「Chiasma(交差)」案が選ばれ、キアズマという名前で具現化されたそう。街の様々な視点や文化が交わる場所を想定しながら設計を手がけたのは、アメリカの著名な建築家スティーヴン・ホール氏。画像出典:https://kiasma.fi/展示空間全てに自然光が入るよう計画され、太陽軌道をも味方につけた「奇跡の建築デザイン」と言われているのだって。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #11 岩盤をくり抜いて造られたテンペリアウキオ教会に行った!

テンペリアウキオ教会(Temppeliaukio Church)は、ヘルシンキのトーロ地区(Töölö)にある、岩盤をくり抜いて造られたユニークなルーテル教会*です。*ルーテル教会は、マルティン・ルターの宗教改革を起源とするプロテスタントの一派上から見るとこんな風。住宅地に降り立った宇宙船みたい! 画像出典:https://temppeliaukionkirkko.fi/(公式サイト) 建築家の兄弟ティモ&トゥオモ・スオマライネンによって設計され、1969年に完成したこの教会は、花崗岩の岩盤をそのまま活かした内装と、中央に構える銅のドーム型天井が特徴。観光客の間では「ロックチャーチ」という愛称で呼ばれているそう。確かにその通り。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #10 カンピ礼拝堂は繁華街の中に溶け込む「静寂の礼拝堂」

入り口はこちら。ここでは、礼拝などの儀式は行われず、宗教や信条を問わず誰もが自由に出入りできます。私語や内部での写真撮影は禁止。礼拝堂の扉を開けるとそこは、別世界のように静謐な空間でした。数人の人が椅子に腰かけ、思い思いに祈りを捧げています。我々も自然と同じように敬虔な気持ちになり、手を合わせていました。木の温もりに包まれる、瞑想のための礼拝堂。心がとても落ち着きました。滞在していた「オリジナル ソコス ホテル ヴァークナ ヘルシンキ」の窓からも見えました。
アート

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #9 ヘルシンキ市立美術館(HAM= Helsinki Art Museum)に行った!

カモメがシンボルのヘルシンキ市立美術館はヘルシンキ中央駅から徒歩で。HAM(ヘルシンキ市立美術館)はTennispalatsi(テニスパラッツィ)という1930年代建造(2015年改装)の建物内にあります。建物の入り口には巨大なカモメの顔の彫刻がシンボルのように展示されています。こちらは Villu Jaanisoo(ヴィル・ヤーニソー)の「かもめ」(Lokki=Seagull)という作品とのこと。パブリック・アートという位置づけになるそうです。入ってすぐのところにミュージアムショップがあり、誰でも入れます。アートの本はもちろん北欧雑貨などおしゃれなものがたくさんありました。入り口付近。ムーミンの世界観がお出迎え。美術館入り口。我々はヘルシンキカードを提示して入場しました。(ヘルシンキカードは大変お得。後日ブログに書こうと思います!)ムーミン好きでなくても必見!フィンランドを代表する画家 トーベ・ヤンソン パラダイス展「トーベ・ヤンソン 〜 パラダイス」展は、日本でも愛される「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソン(1914–2001)のパブリック・アート作品を初めて一堂に展示する展覧会。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #8 アンティーク散歩 ヴィンテージ・ショップ「ヘルシンキ・セカンドハンド」へ

ヘルシンキで一番大きいヴィンテージ・ショップ!Helsinki Secondhand oy(ヘルシンキ・セカンドハンド)ヘルシンキにはセカンドハンド・ショップ、ヴィンテージショップが多数ありますが、「ヘルシンキ・セカンドハンド」はとても大規模!見ているだけでもワクワク。場所はヘルシンキの中心部、おしゃれなショップやギャラリー、レストランが集まるヘルシンキ・デザイン地区。陶器から家具・雑貨はもちろん、アクセサリーや洋服など古着、書籍などもあり、北欧ヴィンテージの宝庫とも言われています。個人的に目を引かれたのは、フィンランドを代表するブランド、アラビア(Arabia)やイッタラ(iittala)、マリメッコ(Marimekko)などの陶器やガラス製品。
アート

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #7 ヘルシンキの美術館「アモス・レックス(Amos Rex)」はクールな現代アート基地

この美術館、上から見ると圧巻のながめ。アモス・レックスを設計したのは、フィンランドの建築家集団・JKMMアーキテクツ(JKMM Architects)。地上1階のドーム部分は、誰もが自由に寛ぐことができる広場になっている。そして展示スペースはすべて地下。撮影は禁止だったけど、柱や仕切りのない空間で、美術館自体が一つのアート作品のようでした。自分が行ったのは夜だったけど、日中はドーム天窓からの自然光で、独特の開放感と非日常感を感じられるのだそう。素敵。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #6 ポホヨラ(ポジョラ)保険会社ビルディングはエリエル・サーリネンの傑作建築

ポホヨラ・ビルディングはエリエル・サーリネン建築のもうひとつの傑作!ポホヨラ保険会社ビルディング(Pohjola Insurance Building)は、ヘルシンキ中央駅から歩いて5分、ヘルシンキの中心部を東西に走るメインストリートの一つアレクサンテリンカトゥ通り(Aleksanterinkatu)に位置します。この通りはショッピングや観光の中心地で多くの人々が行き交う賑やかな通り。右に見えるちょっと悪魔的な?外観を持つ建物がポホヨラ保険会社ビルディングです!
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #5 デザイン美術館は北欧デザインの聖地!その建物も魅力的

常設展ではフィンランドデザインの奥深さに触れる。デザイン美術館のハイライトは、なんといっても充実した常設展!アルヴァ・アアルトのガラス器や家具、カイ・フランクの食器、マイヤ・イソラのマリメッコのテキスタイルなど、フィンランドを代表するデザイナーたちの名作がずらりと並んでいました。北欧デザインのシンボル、アルヴァ・アアルトのアアルトベース。このフォルム、フィンランドのサイマー湖からインスピレーションを得たのですって。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #4 ヘルシンキ中央駅舎はエリエル・サーリネンの芸術作品

建築家エリエル・サーリネンによる設計のヘルシンキ中央駅(Helsingin päärautatieasema)駅舎についてご紹介!ヘルシンキ中央駅は、フィンランド国内の通勤列車や長距離列車の発着点。1日あたり最大25万人が利用するフィンランドで最も大きな駅です。国内主要都市であるタンペレ、トゥルク、ロヴァニエミへの列車はもちろん、モスクワやサンクトペテルブルクへの国際列車も発着します 。また、地下には地下鉄のラウタティエントリ駅が直結しており、トラムやバスの停留所も駅前に位置しています。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港とのアクセスも良好です!
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #14 ヘルシンキの秀麗なシンボル ヘルシンキ大聖堂(Helsinki Cathedral)はアクセスも簡単

フィンランド・ルーテル派の大聖堂で、ヘルシンキのシンボル的存在。白い外観と緑のドーム屋根が特徴で、ヘルシンキのポストカードやガイドブックに必ず載る代表的な建築物です。訪れたのはよく晴れた日の正午近く。青空に映える白亜の外観は尊く、長い階段は超きつい。地元の人達は、よくここに座っておしゃべりなどするのだそうです。平和の象徴だね。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #13 ヘルシンキ観光なら絶対に持ちたいお得なパス!ヘルシンキカードとは

美術館や博物館をたくさん巡りたい人、公共交通を頻繁に使う予定の人、市内観光バスやボートツアーに参加したい人!ヘルシンキカードはこんな人にこそおすすめです。逆に「徒歩中心であまり施設などには入らない人」が購入しても元は取れないかもしれません。。ヘルシンキカードがなければ、美術館入場料などで合計14,297円!お得だし、入場券購入などの煩わしさがないので快適でした。交通機関に乗る際にもカードを機械にピッと当てるだけでOK。個人的には乗車券購入の心理的ストレスから解放されるメリットはとても大きかったです。参加したいのに時間的に無理......というのも多かった。それは残念!次回の来訪ではもっとたっぷりと時間を取りたい!と思いました。行きたいのに時間切れだったヘルシンキカードが使えるその他の施設↓・アテネウム美術館(Ateneum Art Museum )3,661円・ヘルシンキ市内パノラマバスツアー(10月~4月)・ 世界遺産 スオメンリンナの要塞・ヘルシンキ運河クルーズ(5月~9月)・ヘルシンキ市内 ホップオン・ホップオフ観光バス(5月~9月)
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #12 ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」に行った!

ヘルシンキ現代美術館の愛称「キアズマ」は、ギリシャ語で「交差」や「交差点」を意味する言葉。1992年のコンペで応募総数516件の中から、この「Chiasma(交差)」案が選ばれ、キアズマという名前で具現化されたそう。街の様々な視点や文化が交わる場所を想定しながら設計を手がけたのは、アメリカの著名な建築家スティーヴン・ホール氏。画像出典:https://kiasma.fi/展示空間全てに自然光が入るよう計画され、太陽軌道をも味方につけた「奇跡の建築デザイン」と言われているのだって。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #11 岩盤をくり抜いて造られたテンペリアウキオ教会に行った!

テンペリアウキオ教会(Temppeliaukio Church)は、ヘルシンキのトーロ地区(Töölö)にある、岩盤をくり抜いて造られたユニークなルーテル教会*です。*ルーテル教会は、マルティン・ルターの宗教改革を起源とするプロテスタントの一派上から見るとこんな風。住宅地に降り立った宇宙船みたい! 画像出典:https://temppeliaukionkirkko.fi/(公式サイト) 建築家の兄弟ティモ&トゥオモ・スオマライネンによって設計され、1969年に完成したこの教会は、花崗岩の岩盤をそのまま活かした内装と、中央に構える銅のドーム型天井が特徴。観光客の間では「ロックチャーチ」という愛称で呼ばれているそう。確かにその通り。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #10 カンピ礼拝堂は繁華街の中に溶け込む「静寂の礼拝堂」

入り口はこちら。ここでは、礼拝などの儀式は行われず、宗教や信条を問わず誰もが自由に出入りできます。私語や内部での写真撮影は禁止。礼拝堂の扉を開けるとそこは、別世界のように静謐な空間でした。数人の人が椅子に腰かけ、思い思いに祈りを捧げています。我々も自然と同じように敬虔な気持ちになり、手を合わせていました。木の温もりに包まれる、瞑想のための礼拝堂。心がとても落ち着きました。滞在していた「オリジナル ソコス ホテル ヴァークナ ヘルシンキ」の窓からも見えました。
アート

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #9 ヘルシンキ市立美術館(HAM= Helsinki Art Museum)に行った!

カモメがシンボルのヘルシンキ市立美術館はヘルシンキ中央駅から徒歩で。HAM(ヘルシンキ市立美術館)はTennispalatsi(テニスパラッツィ)という1930年代建造(2015年改装)の建物内にあります。建物の入り口には巨大なカモメの顔の彫刻がシンボルのように展示されています。こちらは Villu Jaanisoo(ヴィル・ヤーニソー)の「かもめ」(Lokki=Seagull)という作品とのこと。パブリック・アートという位置づけになるそうです。入ってすぐのところにミュージアムショップがあり、誰でも入れます。アートの本はもちろん北欧雑貨などおしゃれなものがたくさんありました。入り口付近。ムーミンの世界観がお出迎え。美術館入り口。我々はヘルシンキカードを提示して入場しました。(ヘルシンキカードは大変お得。後日ブログに書こうと思います!)ムーミン好きでなくても必見!フィンランドを代表する画家 トーベ・ヤンソン パラダイス展「トーベ・ヤンソン 〜 パラダイス」展は、日本でも愛される「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソン(1914–2001)のパブリック・アート作品を初めて一堂に展示する展覧会。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #8 アンティーク散歩 ヴィンテージ・ショップ「ヘルシンキ・セカンドハンド」へ

ヘルシンキで一番大きいヴィンテージ・ショップ!Helsinki Secondhand oy(ヘルシンキ・セカンドハンド)ヘルシンキにはセカンドハンド・ショップ、ヴィンテージショップが多数ありますが、「ヘルシンキ・セカンドハンド」はとても大規模!見ているだけでもワクワク。場所はヘルシンキの中心部、おしゃれなショップやギャラリー、レストランが集まるヘルシンキ・デザイン地区。陶器から家具・雑貨はもちろん、アクセサリーや洋服など古着、書籍などもあり、北欧ヴィンテージの宝庫とも言われています。個人的に目を引かれたのは、フィンランドを代表するブランド、アラビア(Arabia)やイッタラ(iittala)、マリメッコ(Marimekko)などの陶器やガラス製品。
アート

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #7 ヘルシンキの美術館「アモス・レックス(Amos Rex)」はクールな現代アート基地

この美術館、上から見ると圧巻のながめ。アモス・レックスを設計したのは、フィンランドの建築家集団・JKMMアーキテクツ(JKMM Architects)。地上1階のドーム部分は、誰もが自由に寛ぐことができる広場になっている。そして展示スペースはすべて地下。撮影は禁止だったけど、柱や仕切りのない空間で、美術館自体が一つのアート作品のようでした。自分が行ったのは夜だったけど、日中はドーム天窓からの自然光で、独特の開放感と非日常感を感じられるのだそう。素敵。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #6 ポホヨラ(ポジョラ)保険会社ビルディングはエリエル・サーリネンの傑作建築

ポホヨラ・ビルディングはエリエル・サーリネン建築のもうひとつの傑作!ポホヨラ保険会社ビルディング(Pohjola Insurance Building)は、ヘルシンキ中央駅から歩いて5分、ヘルシンキの中心部を東西に走るメインストリートの一つアレクサンテリンカトゥ通り(Aleksanterinkatu)に位置します。この通りはショッピングや観光の中心地で多くの人々が行き交う賑やかな通り。右に見えるちょっと悪魔的な?外観を持つ建物がポホヨラ保険会社ビルディングです!
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #5 デザイン美術館は北欧デザインの聖地!その建物も魅力的

常設展ではフィンランドデザインの奥深さに触れる。デザイン美術館のハイライトは、なんといっても充実した常設展!アルヴァ・アアルトのガラス器や家具、カイ・フランクの食器、マイヤ・イソラのマリメッコのテキスタイルなど、フィンランドを代表するデザイナーたちの名作がずらりと並んでいました。北欧デザインのシンボル、アルヴァ・アアルトのアアルトベース。このフォルム、フィンランドのサイマー湖からインスピレーションを得たのですって。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #4 ヘルシンキ中央駅舎はエリエル・サーリネンの芸術作品

建築家エリエル・サーリネンによる設計のヘルシンキ中央駅(Helsingin päärautatieasema)駅舎についてご紹介!ヘルシンキ中央駅は、フィンランド国内の通勤列車や長距離列車の発着点。1日あたり最大25万人が利用するフィンランドで最も大きな駅です。国内主要都市であるタンペレ、トゥルク、ロヴァニエミへの列車はもちろん、モスクワやサンクトペテルブルクへの国際列車も発着します 。また、地下には地下鉄のラウタティエントリ駅が直結しており、トラムやバスの停留所も駅前に位置しています。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港とのアクセスも良好です!
アートとデザイン

ChatGPT o3がすごいことに!〜AI黎明期を満喫する#2

南場氏の話では、日本のAI対応がアメリカに比べていかに遅れているか、が生々しく語られている。西海岸と東京を行ったり来たりしている目には日米のギャップがはっきりと見えるという。これは数年後の国力にも影響してくるのではないかな......?ChatGPT o3(OpenAI o3)の察し力に仰天した!さて、話は一気に庶民レベルになりますが。。画像生成がすごくなったとの話を聞き、早速使ってみた2024年12月20日リリースのChatGPT o3(OpenAI o3)の察する力にはビビりました。こちらのショボくて超テキトーな要求にも何とか対応し、期待以上の結果をくれるのです

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #15 カウッパトリ市場(Kauppatori / Market Square)でハンドメイド石けんの「ハッピーソープ」を買った!

今日はカウッパトリ市場(Kauppatori / Market Square)とそこで出会ったハッピーソープについて書こうと思います。ヘルシンキの港に面したカウッパトリ市場(Kauppatori / Market Square)とはカウッパトリ市場は、ヘルシンキの街中心部と港に面して開けたオープンエアの市場です。 ショッピングが楽しいエスプラナーディ通りの東端にあるので、お買い物に疲れたらここまで足を伸ばして、船や港を見ながらひと休み。気持ちいい!フェリーの発着地点としても利用されており、夏場はスオメンリンナ島(Suomenlinna)など島へのボートがここから出ます。右側に停泊しているのがフェリー。カモメもたくさん飛んでました。食べ物、果物・野菜、ハンドクラフト品、土産物などを扱う屋台が並びます。海風を感じながら屋台で軽く食べ歩きするのも楽しい。我々は何も食べなかったけど、「サーモンスープ」や「トナカイ料理」、「地元のベリー」などがおすすめなんだって😋
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #14 ヘルシンキの秀麗なシンボル ヘルシンキ大聖堂(Helsinki Cathedral)はアクセスも簡単

フィンランド・ルーテル派の大聖堂で、ヘルシンキのシンボル的存在。白い外観と緑のドーム屋根が特徴で、ヘルシンキのポストカードやガイドブックに必ず載る代表的な建築物です。訪れたのはよく晴れた日の正午近く。青空に映える白亜の外観は尊く、長い階段は超きつい。地元の人達は、よくここに座っておしゃべりなどするのだそうです。平和の象徴だね。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #13 ヘルシンキ観光なら絶対に持ちたいお得なパス!ヘルシンキカードとは

美術館や博物館をたくさん巡りたい人、公共交通を頻繁に使う予定の人、市内観光バスやボートツアーに参加したい人!ヘルシンキカードはこんな人にこそおすすめです。逆に「徒歩中心であまり施設などには入らない人」が購入しても元は取れないかもしれません。。ヘルシンキカードがなければ、美術館入場料などで合計14,297円!お得だし、入場券購入などの煩わしさがないので快適でした。交通機関に乗る際にもカードを機械にピッと当てるだけでOK。個人的には乗車券購入の心理的ストレスから解放されるメリットはとても大きかったです。参加したいのに時間的に無理......というのも多かった。それは残念!次回の来訪ではもっとたっぷりと時間を取りたい!と思いました。行きたいのに時間切れだったヘルシンキカードが使えるその他の施設↓・アテネウム美術館(Ateneum Art Museum )3,661円・ヘルシンキ市内パノラマバスツアー(10月~4月)・ 世界遺産 スオメンリンナの要塞・ヘルシンキ運河クルーズ(5月~9月)・ヘルシンキ市内 ホップオン・ホップオフ観光バス(5月~9月)
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #12 ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」に行った!

ヘルシンキ現代美術館の愛称「キアズマ」は、ギリシャ語で「交差」や「交差点」を意味する言葉。1992年のコンペで応募総数516件の中から、この「Chiasma(交差)」案が選ばれ、キアズマという名前で具現化されたそう。街の様々な視点や文化が交わる場所を想定しながら設計を手がけたのは、アメリカの著名な建築家スティーヴン・ホール氏。画像出典:https://kiasma.fi/展示空間全てに自然光が入るよう計画され、太陽軌道をも味方につけた「奇跡の建築デザイン」と言われているのだって。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #11 岩盤をくり抜いて造られたテンペリアウキオ教会に行った!

テンペリアウキオ教会(Temppeliaukio Church)は、ヘルシンキのトーロ地区(Töölö)にある、岩盤をくり抜いて造られたユニークなルーテル教会*です。*ルーテル教会は、マルティン・ルターの宗教改革を起源とするプロテスタントの一派上から見るとこんな風。住宅地に降り立った宇宙船みたい! 画像出典:https://temppeliaukionkirkko.fi/(公式サイト) 建築家の兄弟ティモ&トゥオモ・スオマライネンによって設計され、1969年に完成したこの教会は、花崗岩の岩盤をそのまま活かした内装と、中央に構える銅のドーム型天井が特徴。観光客の間では「ロックチャーチ」という愛称で呼ばれているそう。確かにその通り。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #10 カンピ礼拝堂は繁華街の中に溶け込む「静寂の礼拝堂」

入り口はこちら。ここでは、礼拝などの儀式は行われず、宗教や信条を問わず誰もが自由に出入りできます。私語や内部での写真撮影は禁止。礼拝堂の扉を開けるとそこは、別世界のように静謐な空間でした。数人の人が椅子に腰かけ、思い思いに祈りを捧げています。我々も自然と同じように敬虔な気持ちになり、手を合わせていました。木の温もりに包まれる、瞑想のための礼拝堂。心がとても落ち着きました。滞在していた「オリジナル ソコス ホテル ヴァークナ ヘルシンキ」の窓からも見えました。
アート

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #9 ヘルシンキ市立美術館(HAM= Helsinki Art Museum)に行った!

カモメがシンボルのヘルシンキ市立美術館はヘルシンキ中央駅から徒歩で。HAM(ヘルシンキ市立美術館)はTennispalatsi(テニスパラッツィ)という1930年代建造(2015年改装)の建物内にあります。建物の入り口には巨大なカモメの顔の彫刻がシンボルのように展示されています。こちらは Villu Jaanisoo(ヴィル・ヤーニソー)の「かもめ」(Lokki=Seagull)という作品とのこと。パブリック・アートという位置づけになるそうです。入ってすぐのところにミュージアムショップがあり、誰でも入れます。アートの本はもちろん北欧雑貨などおしゃれなものがたくさんありました。入り口付近。ムーミンの世界観がお出迎え。美術館入り口。我々はヘルシンキカードを提示して入場しました。(ヘルシンキカードは大変お得。後日ブログに書こうと思います!)ムーミン好きでなくても必見!フィンランドを代表する画家 トーベ・ヤンソン パラダイス展「トーベ・ヤンソン 〜 パラダイス」展は、日本でも愛される「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソン(1914–2001)のパブリック・アート作品を初めて一堂に展示する展覧会。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #8 アンティーク散歩 ヴィンテージ・ショップ「ヘルシンキ・セカンドハンド」へ

ヘルシンキで一番大きいヴィンテージ・ショップ!Helsinki Secondhand oy(ヘルシンキ・セカンドハンド)ヘルシンキにはセカンドハンド・ショップ、ヴィンテージショップが多数ありますが、「ヘルシンキ・セカンドハンド」はとても大規模!見ているだけでもワクワク。場所はヘルシンキの中心部、おしゃれなショップやギャラリー、レストランが集まるヘルシンキ・デザイン地区。陶器から家具・雑貨はもちろん、アクセサリーや洋服など古着、書籍などもあり、北欧ヴィンテージの宝庫とも言われています。個人的に目を引かれたのは、フィンランドを代表するブランド、アラビア(Arabia)やイッタラ(iittala)、マリメッコ(Marimekko)などの陶器やガラス製品。
アート

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #7 ヘルシンキの美術館「アモス・レックス(Amos Rex)」はクールな現代アート基地

この美術館、上から見ると圧巻のながめ。アモス・レックスを設計したのは、フィンランドの建築家集団・JKMMアーキテクツ(JKMM Architects)。地上1階のドーム部分は、誰もが自由に寛ぐことができる広場になっている。そして展示スペースはすべて地下。撮影は禁止だったけど、柱や仕切りのない空間で、美術館自体が一つのアート作品のようでした。自分が行ったのは夜だったけど、日中はドーム天窓からの自然光で、独特の開放感と非日常感を感じられるのだそう。素敵。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #6 ポホヨラ(ポジョラ)保険会社ビルディングはエリエル・サーリネンの傑作建築

ポホヨラ・ビルディングはエリエル・サーリネン建築のもうひとつの傑作!ポホヨラ保険会社ビルディング(Pohjola Insurance Building)は、ヘルシンキ中央駅から歩いて5分、ヘルシンキの中心部を東西に走るメインストリートの一つアレクサンテリンカトゥ通り(Aleksanterinkatu)に位置します。この通りはショッピングや観光の中心地で多くの人々が行き交う賑やかな通り。右に見えるちょっと悪魔的な?外観を持つ建物がポホヨラ保険会社ビルディングです!
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #5 デザイン美術館は北欧デザインの聖地!その建物も魅力的

常設展ではフィンランドデザインの奥深さに触れる。デザイン美術館のハイライトは、なんといっても充実した常設展!アルヴァ・アアルトのガラス器や家具、カイ・フランクの食器、マイヤ・イソラのマリメッコのテキスタイルなど、フィンランドを代表するデザイナーたちの名作がずらりと並んでいました。北欧デザインのシンボル、アルヴァ・アアルトのアアルトベース。このフォルム、フィンランドのサイマー湖からインスピレーションを得たのですって。
デザイン

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #4 ヘルシンキ中央駅舎はエリエル・サーリネンの芸術作品

建築家エリエル・サーリネンによる設計のヘルシンキ中央駅(Helsingin päärautatieasema)駅舎についてご紹介!ヘルシンキ中央駅は、フィンランド国内の通勤列車や長距離列車の発着点。1日あたり最大25万人が利用するフィンランドで最も大きな駅です。国内主要都市であるタンペレ、トゥルク、ロヴァニエミへの列車はもちろん、モスクワやサンクトペテルブルクへの国際列車も発着します 。また、地下には地下鉄のラウタティエントリ駅が直結しており、トラムやバスの停留所も駅前に位置しています。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港とのアクセスも良好です!
アート

【フィンランド訪問】ヘルシンキ編 #1 アルヴァ・アアルト建築 アカデミア書店に行き憧れのカフェ・アアルトでランチした!

アアルトデザインのゴールデンベルが見えてきた......。やってきた!CAFE・AALTO(カフェ・アアルト)!アルネ・ヤコブセン(デンマークの巨匠)デザインのアリンコ・チェアが並んでいる。可愛いな。美味しそうなケーキがいっぱい。カフェ・アアルトの人気メニューは、フィンランドの定番シナモンロール(Korvapuusti)とのこと。甘さ控えめ&スパイスが効いたお味なのだそう。フィンランド産のブルーベリーをたっぷり使ったベリータルト(Mustikkapiirakka)も大人気だって。しかし我々腹ペコ軍団は、迷わずサンドイッチをオーダー。運ばれてきたのは、ずらりと並んだハムとチーズと野菜たち。え。思ってたんとちょっと違う 笑この紙で包まれたトーストに自分で挟んでいただくのね 😊
文学

『金閣寺』原案時のタイトルは『人間病』! 「三島由紀夫 生誕100年祭」@日本近代文学館に行った

面白かった。『ペルソナ〜三島由紀夫伝』(1995年)という猪瀬氏自身の本を片手に、三島由紀夫と石原慎太郎の関係についてなどを語ってくれたのだけど、初めて聞く話ばかり、大変興味深い内容だった。 猪瀬氏によると、三島は石原の登場にものすごい衝撃を受け、その存在を最後まで意識していたらしい。 『太陽の季節』で華々しく文壇デビューした石原は、颯爽とヨットに乗ってみたり、「戦後は終わった」などと若者らしく言っ放ってみたり。おまけに弟は石原裕次郎!小説家でありながらも舞台に立ったり映画に出るなどして三島が確立してきた、新しい文学者像をも軽く吹き飛ばしそうな「新世代」が出現したように感じたのか。
本と映画

『自分という壁』大愚元勝 著を読んだ

不安・嫉妬・怒りその感情はすべて「あなた自身」が作り出したもの。帯にはこういうキャッチコピー。自分は「嫉妬」や「怒り」はあまり持たないのですが、「不安」を感じることがとにかく多い。この本を手に取って読んだところ、腑に落ちる箇所が多くありました。それらを切り取り引用し、
アートとデザイン

MONDO 映画ポスターアートの最前線 @国立映画アーカイブ

2022年春、京橋にある「MONDO 映画ポスターアートの最前線」@国立映画アーカイブを見に行ったときの記録です。どれも馴染みの深い映画ばかりでしたが、このような映画ポスターアートの文化があることは知りませんでした。プロの手による「二次創作」とも言えるのかな。シルクスクリーンで印刷される限定版の映画ポスターは、オンラインショップを通じて世界で熱狂的なファンを獲得しているのだそうです。確かに圧巻の作品揃いでした。
本と映画

「死は存在しない〜 最先端量子科学が示す新たな仮説」で田坂広志氏が提示した現代の救い

「死は存在しない」これがタイトルだけど、肉体としての死はもちろん存在し、それを経て我々がどうなるのか?ということが著されている。結論から言うと、ひととしての自己を終えた我々の意識は、もともと自分がいたところである「宇宙意識」の域(=ゼロ・ポイント・フィールド)に帰っていく。死んでこの体がなくなったら、どんなふうになるのだろう?誰でも一度は考える。死んだらすべてが消えて、はいおしまい、と思う人が多いだろうか。自分は、死ぬと怒りや悲しみなどの「感情」が消え、フラットな意識(は残ると思う)の状態になるのでは?と、ぼんやりと思ってきた。ひとの感情の動きは、ホルモンなど伝達物質を含む肉体に属していると思うから、死んだらそれは終了。一方、魂(というのも曖昧だが......)に司られている(のでは?と思う)意識の方は、感情に邪魔されないので今よりも明晰になる、と。これは年をとり、気力も衰え、感情の動きもやや凪いできた年代になって思うようになった。自分の中の鬱陶しい感情の数々。これ、すべて身体の成せるワザだ。肉体がこれらを感じさせているんだ、とある時気がついた。若い頃はそれ(感情)こそが人間そのもの、と思ってた。それは事実ではあるけれど、そればかりじゃないだろう、と今は思う。
文学

笑って泣いてやがて染み入る。吉川トリコ著『余命一年、男をかう』を読んだ。

非常に読みやすかった。情景描写がくっきりと鮮やかで、流行りのドラマを見ているみたいにすいすい読み進んでしまった。景気の悪いこの国の社会の状況やコロナ禍も反映されており、市井の人々の今の生活の記録としても読める印象。例えば、仔細にわたって描かれる主人公・唯の倹約術やポイント利用や資産運用に対する知識。老後2,000万円問題が記憶に新しいが、唯の節約も老後資金を意識したものだ。いまの人たちがどんな工夫をして決して多くはない賃金でやりくりしているか......(唯のケースはちょっと極端だけど)後世に伝えるべき風俗史になっているとも感じた。
文学

『月夜の森の梟(ふくろう)』 小池真理子著

夫との出来事の記憶や、彼を亡くしたばかりの今感じることなどが、著者の住む豊かな森の季節の移り変わりとともに語られる。自然描写と心象風景とが響き合い、そして溶けあうような、厳かな境地がどの掌編にも描かれていた。(前書きの最後の行を読んで思ったようなことはまったく余計な心配!なのだった)哀しみからの復活、再生の方法などわたしにはわからない、と著者は書く。わからないこと、それ自体をここで書いてきたつもりだと。
本と映画

『ディープフェイク 〜ニセ情報の拡散者たち』ニーナ・シック著

ディープフェイクとは何か。「AIで生成されたニセのゼレンスキー大統領が降伏を表明しウクライナ市民に投降を呼びかける」フェイク動画が、ネット上に出回った、というニュースを見た。ディープフェイク動画が、世界の未来に揺さぶりをかけるのを目の当たりにした。今回のウクライナ侵攻では、この動画が出る前にもフェイク情報は色々とあったらしい。メディアサイトを装い、親ロシアの主張を繰り返してきたアカウントの編集長の女性の顔と、コラムニストとされてきた男性の顔はいずれも自動生成されたAIの顔だったという。おそらく上に書いたGANが使用されたのではないか。ソーシャルメディアもそうだが、もっとも怖いのはテレビなどのマスメディアがある意図を持ってそういったフェイク情報を拡散することだと思う。
本と映画

クリスマスシーズンになると読みたくなる本「サンタクロースっているんでしょうか?」

この時期になると手に取りたくなる、偕成社の「サンタクロースっているんでしょうか?」(ニューヨーク・サン新聞 社説/中村妙子 訳/東逸子 絵)。自分がまだ子どもでサンタさんを待っていた頃のこと、そして我が子にサンタさんが来ていた頃のことを思い出します。
本と映画

【残像日録】「凪に溺れる」と「100万回生きたねこ」

青羽悠氏の「凪に溺れる」を読んだ。読み始めてすぐに「面白いけど今の自分には必要のない小説だな」と思った。そして、自分のこの感想は何を意味するのか?と考えた。自分はたぶん、タイトルに惹かれて読もうと思ったのだと思う。海の穏やかな状態である「凪」。そこで溺れるというのはどういうことだろう。タイトルの叙情性に惹かれた。
本と映画

ずっと気になっていた ジェームズ・レッドフィールド著「聖なる予言」を読んだ

人間は、誰もが幼少時の家族関係の中で獲得した「コントロールドラマ」を演じているのだとのこと。自分が家族の中でどのように振舞っていたかによって、被害者・傍観者・攻撃者・脅迫者いずれかのドラマを生涯演じ続けるのだという。その事実に気がつき、その言わば脚本というか癖?から抜け出さないと、成長が望めない。 いつまでも同じところでぐるぐるしている人生になってしまうとのこと。
本と映画

インド哲学を想起させる 小川洋子著「ブラフマンの埋葬」

物語のなかで「僕」が飼っている生き物の名前は「ブラフマン」。自分が連想したのは、ブラフマンとアートマンでした。ブラフマン(梵)は、インド哲学における宇宙を支配する原理で、アートマン(我)は個人を支配する原理。これらが同一であることを知ることが、 古代インドにおけるヴェーダの究極の悟り=梵我一如(ぼんがいちにょ)です。そして、「僕」が管理人を務める「創作者の家」に住む創作者たち。作家、詩人、哲学者、画家、音楽家、舞踏家...と色々で、彼らが「アートマン」という位置付けなのではないか?と感じました。一様に我が強いように見える彼らに比して、「僕」や彼の飼う「ブラフマン」はその対極にいるように見えました。
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