デザイン快適!西武の特急ラビューに乗った!秋の秩父へGO ラビューの基本デザインを監修したのは、建築家の妹島和世氏。座席や床面などのテキスタイルデザインは、安東陽子氏。何てきれいな色味なんだ。そしてどこをとっても丸みを帯びていて可愛らしい。椅子についている取っ手(ハンドル?)のかたちのやさしさ。窓が広いので日差しもたっぷり。まるでリラックスできるサンルームのよう。椅子のラインの柔らかさ。首当てまでもエッジが丸みを帯びている。やさしい。座っているだけで包み込まれるようです。。 2021.01.23デザイン旅
雑感 / 日記色紙の手触り 今日は由無し事を。 お母さんの遺した色紙を見ています。 俳画というのかな。句を添えた可愛らしい絵。 遺品を整理するために、一枚一枚手にとり、初めてゆっくりと見た。 数がとても多い。 聞いてはいなかったけど、おそ... 2021.01.09雑感 / 日記
アート西荻のマカロン専門店「マカロンエショコラ」(MACARON ET CHOCOLAT)のマカロンボーロ! 今年もクリスマスシーズンがやってまいりましたね。 クリスマスギフトの準備は済んだかな? 先日、JR西荻窪駅南口から徒歩10分、チョコレートとマカロンの専門店「MACARON ET CHOCOLAT」(マカロンエショコラ)の店舗に行きました。 2020.12.22アート
アートとデザイン悲報!大好きなソストレーネグレーネが日本から撤退してしまう…。 2016年にアジア一号店として表参道店がオープンした。北欧の雑貨はすっきりとしたデザインが多く概ね好みなのだけど、ソストレーネグレーネについてはとにかく色味が好き!パステルトーンというかペールトーンというか、他の雑貨ブランドにはない上品な色合わせで色違いで買って並べてみたくなるようなものが多いんだ。おまけにプチ・プライス。 2020.12.12アートとデザインデザイン
アートヨルシカ「花に亡霊」や Eve「いのちの食べ方」を見ながら創作について考えた ヨルシカ「花に亡霊」や Eve「いのちの食べ方」 なんというか、饒舌なんだ。過剰なほどに。 目が離せない感じの疾走感。イメージの洪水。圧倒されてしまう。 ビジュアルから受ける粗削りな印象は表現として未成熟なところもあったりするかもしれないけれど、それが魅力とも言える。 2020.11.27アート雑感 / 日記音楽
アートピーター・ドイグ展 同時代を生きる 「画家の中の画家」日本初個展! 《エコー湖》 1998年 テート蔵 絵の中央にパトカーが見える。湖のほとりで頭に手をやっている男を見ていると「とりかえしがつかない」という言葉が自然と浮かんだ。ドキドキしてきた。右下の水の面に人の姿のようなものが見える。赤黒い水面が不気味。 夜空のイメージも不安を掻き立てる。 2020.10.06アートアートとデザイン
アート鶴屋吉信の IRODORI(いろどり)シリーズはまるで芸術品のよう。 鶴屋吉信 IRODORI(いろどり)シリーズ 琥珀糖の方は、優しい色味のグラデーションが目にも美味しいです。叩いたら、キン!と氷のように高く澄んだ音色が響くかな。有平糖は、くるくるとした渦巻き模様がなんだか懐かしい。昔読んだおとぎ話を思い出しそう。この長さや細さもひっくるめて愛らしいな。ポルトガルから伝わった南蛮菓子のひとつで、語源はポルトガル語のアルフェロアに由来しているとのこと。 2020.10.01アートアートとデザインデザイン雑感 / 日記
アート秋に薫る豊潤なアロマ、ドットール・ヴラニエスのロッソノービレ!詰め替えを購入 ドットール・ヴラニエスのアロマ・ディフーザーとハンドクリームのセット!それはもう、世界で一番!良い香りがするのです。これまで色々な香りのアロマを試してきたけれど、もうロッソノービレ一択。ちょっと浮かない日もお部屋に漂うこの香りに気づくと、ふんわりとした豊かな気分のエッセンスをもらったように感じます。甘く、それなのにすっきりとしたこの香りは、自分にとっては他の何にも替え難いもの。 2020.09.26アートアートとデザイン雑感 / 日記
旅辻仁成さんナビゲート、オンライン・パリツアーに参加した! 巷で広がる「オンラインツアー」のことは聞いたことはあったけど、どうだろう、画面で見ているだけでそれって楽しいのかな…と、これまで関心を示すことはありませんでした。ですが、今回参加してみて、なかなかどうして楽しいじゃないか?と思ったのでレポートします! カメラさんがきちんと追ってズームしてくれるので、現場で見学していたら遠くて(高くて)よく見えないようなところまで詳しく見ることができたのが本当によかった。 2020.09.23旅旅と音楽
文学村田沙耶香は異色の作家!「生命式」は人生の流れを変えたい時に読むのがおすすめ 村田沙耶香は現行の文明や常識にとらわれない、清々しいほど狂った世界を生き生きと描き出す。 また、その世界の中で疑問などを感じつつも、我々のように普通に生活している主人公は健気で愛おしく、読み進むにつれ彼女に対しての親しみが深まっていく。 2020.09.20文学本と映画
文学2020年本屋大賞 大賞受賞作「流浪の月」凪良ゆう著 感想 物語がディテールまで丁寧に描かれていて、映像が目に浮かぶよう。警察沙汰のようなことが何度も起こるが、展開も自然。そして描かれる人間の造型描写も深い。それぞれの人間について、あの過去ゆえにこうなってしまうんだろうなとか、ああいう生い立ちがあるからこう振る舞うんだろうなとか、いちいち納得できる。ネットの存在がこの事件やふたりの関係性を複雑にし、かつ物語をスリリングにしている、という事実はとても現代的だ。 2020.07.14文学
文学「某」川上弘美著 「誰でもない」とされる者が、色々な人間に生まれ変わっていくお話。 読み始めは、面白い試みだけど書き方が少し陳腐だなと感じ、川上弘美にしてはありきたりだと途中で投げ出しそうになった。 だが、読み進むにつれてしだいに味わい深くなっていった。 生まれ変わった人間にその前に生きた人生の経験も織り重ねていき(当人に記憶もある)、たとえその人間が生まれたばかりであってもどんどん人間が深化していくような展開。 2020.07.07文学
デザイン快適!西武の特急ラビューに乗った!秋の秩父へGO ラビューの基本デザインを監修したのは、建築家の妹島和世氏。座席や床面などのテキスタイルデザインは、安東陽子氏。何てきれいな色味なんだ。そしてどこをとっても丸みを帯びていて可愛らしい。椅子についている取っ手(ハンドル?)のかたちのやさしさ。窓が広いので日差しもたっぷり。まるでリラックスできるサンルームのよう。椅子のラインの柔らかさ。首当てまでもエッジが丸みを帯びている。やさしい。座っているだけで包み込まれるようです。。 2021.01.23デザイン旅
アート西荻のマカロン専門店「マカロンエショコラ」(MACARON ET CHOCOLAT)のマカロンボーロ! 今年もクリスマスシーズンがやってまいりましたね。 クリスマスギフトの準備は済んだかな? 先日、JR西荻窪駅南口から徒歩10分、チョコレートとマカロンの専門店「MACARON ET CHOCOLAT」(マカロンエショコラ)の店舗に行きました。 2020.12.22アート
アートとデザイン悲報!大好きなソストレーネグレーネが日本から撤退してしまう…。 2016年にアジア一号店として表参道店がオープンした。北欧の雑貨はすっきりとしたデザインが多く概ね好みなのだけど、ソストレーネグレーネについてはとにかく色味が好き!パステルトーンというかペールトーンというか、他の雑貨ブランドにはない上品な色合わせで色違いで買って並べてみたくなるようなものが多いんだ。おまけにプチ・プライス。 2020.12.12アートとデザインデザイン
アートヨルシカ「花に亡霊」や Eve「いのちの食べ方」を見ながら創作について考えた ヨルシカ「花に亡霊」や Eve「いのちの食べ方」 なんというか、饒舌なんだ。過剰なほどに。 目が離せない感じの疾走感。イメージの洪水。圧倒されてしまう。 ビジュアルから受ける粗削りな印象は表現として未成熟なところもあったりするかもしれないけれど、それが魅力とも言える。 2020.11.27アート雑感 / 日記音楽
アートピーター・ドイグ展 同時代を生きる 「画家の中の画家」日本初個展! 《エコー湖》 1998年 テート蔵 絵の中央にパトカーが見える。湖のほとりで頭に手をやっている男を見ていると「とりかえしがつかない」という言葉が自然と浮かんだ。ドキドキしてきた。右下の水の面に人の姿のようなものが見える。赤黒い水面が不気味。 夜空のイメージも不安を掻き立てる。 2020.10.06アートアートとデザイン
アート鶴屋吉信の IRODORI(いろどり)シリーズはまるで芸術品のよう。 鶴屋吉信 IRODORI(いろどり)シリーズ 琥珀糖の方は、優しい色味のグラデーションが目にも美味しいです。叩いたら、キン!と氷のように高く澄んだ音色が響くかな。有平糖は、くるくるとした渦巻き模様がなんだか懐かしい。昔読んだおとぎ話を思い出しそう。この長さや細さもひっくるめて愛らしいな。ポルトガルから伝わった南蛮菓子のひとつで、語源はポルトガル語のアルフェロアに由来しているとのこと。 2020.10.01アートアートとデザインデザイン雑感 / 日記
アート秋に薫る豊潤なアロマ、ドットール・ヴラニエスのロッソノービレ!詰め替えを購入 ドットール・ヴラニエスのアロマ・ディフーザーとハンドクリームのセット!それはもう、世界で一番!良い香りがするのです。これまで色々な香りのアロマを試してきたけれど、もうロッソノービレ一択。ちょっと浮かない日もお部屋に漂うこの香りに気づくと、ふんわりとした豊かな気分のエッセンスをもらったように感じます。甘く、それなのにすっきりとしたこの香りは、自分にとっては他の何にも替え難いもの。 2020.09.26アートアートとデザイン雑感 / 日記
アートとデザインミュンヘンでレトロフューチャーなホテル「コクーンスタークス」に泊まった!〜番外編 この旅の最終日に泊まったミュンヘンのホテル「コクーンスタークス」が強烈にカッコよかったので、写真でご紹介。こんなにレトロフューチャーなお洒落ホテルなのに自分の知る限り、ブログ等に書いてる人はいない模様。 インスタなどでもあまり投稿はない。お値段もお手頃でこんなに素敵なのに!ミッドセンチュリーのデザインが好きな人にはたまらない雰囲気だと思います。 2020.03.27アートとデザイン旅旅と音楽
アート未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命 @森美術館(その2) 電通による「OPENMEALS」。観ていて、とてもワクワクした。 「食のデジタル化」をテーマとした食の進化についてのプロジェクトで、いくつかあるコンテンツのうち、今回展示されていたのは「SUSHI SINGULARITY」!! 2020.03.10アートサイエンスデザイン写真工芸映像音楽
アート未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命 @森美術館(その1) イスラム建築で見られる「ムカルナス」という幾何学模様のパターンを参照して、コンピューターシミュレーションによりデザインを生み出したという。切断や組み立てもロボット任せ!AIによるアート作品とも言えるだろう。 めちゃくちゃクールだけどかなり気持ち悪い。フラクタル画像を見たときに感じる、神経を逆撫でする感覚を味わえる。でも最高に面白い!! 2020.03.10アートサイエンスデザイン写真工芸映像音楽
アートヒグチユウコ 展 CIRCUS @世田谷文学館 ヒグチユウコという画家は一筋縄ではいかないイメージがある。 このタイプの人って日本には、いそうでいなかった気がする。 描かれるモチーフは女の子が大好きなものばかり。細密でちょっとダークなところも王道。 かつ、その画力が、ずば抜けている。 素敵なのは、ご本人が描くことをとても楽しんでいるようにお見受けするところ。 2020.02.19アートデザイン旅
アートDOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに 今回の展示は、先の戦争や東日本大震災を核として生まれた作品が中心で、静かにこころに響くものが多かった。 2020.02.15アートデザイン写真工芸映像
デザイン快適!西武の特急ラビューに乗った!秋の秩父へGO ラビューの基本デザインを監修したのは、建築家の妹島和世氏。座席や床面などのテキスタイルデザインは、安東陽子氏。何てきれいな色味なんだ。そしてどこをとっても丸みを帯びていて可愛らしい。椅子についている取っ手(ハンドル?)のかたちのやさしさ。窓が広いので日差しもたっぷり。まるでリラックスできるサンルームのよう。椅子のラインの柔らかさ。首当てまでもエッジが丸みを帯びている。やさしい。座っているだけで包み込まれるようです。。 2021.01.23デザイン旅
アートヨルシカ「花に亡霊」や Eve「いのちの食べ方」を見ながら創作について考えた ヨルシカ「花に亡霊」や Eve「いのちの食べ方」 なんというか、饒舌なんだ。過剰なほどに。 目が離せない感じの疾走感。イメージの洪水。圧倒されてしまう。 ビジュアルから受ける粗削りな印象は表現として未成熟なところもあったりするかもしれないけれど、それが魅力とも言える。 2020.11.27アート雑感 / 日記音楽
旅辻仁成さんナビゲート、オンライン・パリツアーに参加した! 巷で広がる「オンラインツアー」のことは聞いたことはあったけど、どうだろう、画面で見ているだけでそれって楽しいのかな…と、これまで関心を示すことはありませんでした。ですが、今回参加してみて、なかなかどうして楽しいじゃないか?と思ったのでレポートします! カメラさんがきちんと追ってズームしてくれるので、現場で見学していたら遠くて(高くて)よく見えないようなところまで詳しく見ることができたのが本当によかった。 2020.09.23旅旅と音楽
アートとデザインミュンヘンでレトロフューチャーなホテル「コクーンスタークス」に泊まった!〜番外編 この旅の最終日に泊まったミュンヘンのホテル「コクーンスタークス」が強烈にカッコよかったので、写真でご紹介。こんなにレトロフューチャーなお洒落ホテルなのに自分の知る限り、ブログ等に書いてる人はいない模様。 インスタなどでもあまり投稿はない。お値段もお手頃でこんなに素敵なのに!ミッドセンチュリーのデザインが好きな人にはたまらない雰囲気だと思います。 2020.03.27アートとデザイン旅旅と音楽
旅と音楽ミュンヘン・プラハ・ウィーン!列車移動で旅をした〜ウィーン編 ハプスブルク家に仕えた貴族オイゲン公が建てた夏の離宮べルヴェデーレ宮殿にてクリムトを。 今ほかの世界中のどこにでもない、自分の目の前に「接吻」がある。これはものすごい幸福な気持ちだった。混んでいたけど日本の美術館とは比べ物にならないくらいゆったりと見れた。写真も撮り放題だし。宮殿も広々としてきれいだった。 2020.03.27旅と音楽
旅と音楽ミュンヘン・プラハ・ウィーン!列車移動で旅をした〜プラハ編 まずはカレル橋まで石畳の歩道をひたすら歩く。とにかくどの建物を見てもおしゃれ。名も知らぬ建物のどれもこれも。中世の名残を残した街の雰囲気にうっとりした。 カレル橋などに並ぶ銅像は全体的に黒っぽい。そして手にしている法具だけが金色に塗られているのがカッコいい。 2020.03.27旅と音楽
アート未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命 @森美術館(その2) 電通による「OPENMEALS」。観ていて、とてもワクワクした。 「食のデジタル化」をテーマとした食の進化についてのプロジェクトで、いくつかあるコンテンツのうち、今回展示されていたのは「SUSHI SINGULARITY」!! 2020.03.10アートサイエンスデザイン写真工芸映像音楽
アート未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命 @森美術館(その1) イスラム建築で見られる「ムカルナス」という幾何学模様のパターンを参照して、コンピューターシミュレーションによりデザインを生み出したという。切断や組み立てもロボット任せ!AIによるアート作品とも言えるだろう。 めちゃくちゃクールだけどかなり気持ち悪い。フラクタル画像を見たときに感じる、神経を逆撫でする感覚を味わえる。でも最高に面白い!! 2020.03.10アートサイエンスデザイン写真工芸映像音楽
アートヒグチユウコ 展 CIRCUS @世田谷文学館 ヒグチユウコという画家は一筋縄ではいかないイメージがある。 このタイプの人って日本には、いそうでいなかった気がする。 描かれるモチーフは女の子が大好きなものばかり。細密でちょっとダークなところも王道。 かつ、その画力が、ずば抜けている。 素敵なのは、ご本人が描くことをとても楽しんでいるようにお見受けするところ。 2020.02.19アートデザイン旅
舞台Serph presents “Joaquin Skywalker” に行ってきた! 音と光の魔術師Serph、最高だった! 前回に観たときは顔出しNGだったけど、今回は気持ちよさそうに演奏する様子がとてもよかった。 ゲストのDÉ DÉ MOUSEも素敵! 2020.02.06舞台音楽
アート千田泰広 「イメージからの解放」展@吉祥寺美術館に行った はじめは、流星群の中に身を置いているような感じがした。 彗星たちはこちらの存在などまったく気を留めず、ある種の規則性を持ってとめどなく流れ続けている。 その運動するひとつひとつが、精子のように見えることもあった。 小さな白い光はゆっくりと動くもの、素早くせっかちに動くものなどがあり、そこに個性のようなものを感じたのだと思う。 2020.02.05アートサイエンス旅
文学村田沙耶香は異色の作家!「生命式」は人生の流れを変えたい時に読むのがおすすめ 村田沙耶香は現行の文明や常識にとらわれない、清々しいほど狂った世界を生き生きと描き出す。 また、その世界の中で疑問などを感じつつも、我々のように普通に生活している主人公は健気で愛おしく、読み進むにつれ彼女に対しての親しみが深まっていく。 2020.09.20文学本と映画
文学2020年本屋大賞 大賞受賞作「流浪の月」凪良ゆう著 感想 物語がディテールまで丁寧に描かれていて、映像が目に浮かぶよう。警察沙汰のようなことが何度も起こるが、展開も自然。そして描かれる人間の造型描写も深い。それぞれの人間について、あの過去ゆえにこうなってしまうんだろうなとか、ああいう生い立ちがあるからこう振る舞うんだろうなとか、いちいち納得できる。ネットの存在がこの事件やふたりの関係性を複雑にし、かつ物語をスリリングにしている、という事実はとても現代的だ。 2020.07.14文学
文学「某」川上弘美著 「誰でもない」とされる者が、色々な人間に生まれ変わっていくお話。 読み始めは、面白い試みだけど書き方が少し陳腐だなと感じ、川上弘美にしてはありきたりだと途中で投げ出しそうになった。 だが、読み進むにつれてしだいに味わい深くなっていった。 生まれ変わった人間にその前に生きた人生の経験も織り重ねていき(当人に記憶もある)、たとえその人間が生まれたばかりであってもどんどん人間が深化していくような展開。 2020.07.07文学
映像「VISION 」河瀬直美監督 音楽(効果音)が流れるようなことはほとんどない作品。代わりに、森のざわめきが始終響いている。 その音色にはたいてい大勢のひとの声(のようなもの)が混じっている。それを耳にするだけでなぜか全身に鳥肌が立つ。そして、溢れる光。映し撮っている対象物さえ見えないほどの光量。見ている自分が消えてしまいそうになる感覚のある映像 2020.01.31映像映画本と映画舞台
アート窓展:窓をめぐるアートと建築の旅 東京国立近代美術館に窓展に行きました。 仮に人間存在を主体としたとき、外の世界に対して開かれる窓と言ったら? 目、耳などの五官や頭、心、腹か。そんなことを考えながら展示に向かいました。 2020.01.20アートデザイン写真工芸文学旅映像音楽
文学「コンビニ人間」村田沙耶香著 日本人がこれがひととして普通、と思っている生き方について、改めて考えさせられる。 ひとは、日本人は、誰もが普通を演じようと懸命になり、生きているだけなのではないか? それは、村八分になりたくないから。 2019.12.30文学
アート「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展を練馬区立美術館で見てきた! 不吉で不穏なこのムード。何が起こるのだろうと身震いしながらも読むのが止まらない感じ。子どもが次から次へと死ぬなどという残酷な内容なのに、作品自体は詩的で静謐で美しいイメージ。この物語から教訓を引き出そうとすることはきっとあまり意味がない。世界観をそのままに味わうのが良いのでしょう。 2019.11.18アートデザイン文学
アート話しているのは誰? 現代美術に潜む文学 反体制的なメッセージを感じさせるものや、資本主義への疑問、淡々と社会を写し取る写真群など。 どれも社会性を帯びた作品ばかりだった。 いや、そんな大上段に構えた物言いはそぐわないのかもしれない。 なぜならば、彼らが扱っているのは実際、身近なながめや出来事ばかりだから。 2019.10.24アートデザイン写真工芸文学映像
アート21st DOMANI・明日展 「DOMANI・明日展」は、文化庁の支援のもと海外で研修を受けたフレッシュな美術作家たちのショウケース。 びっくりさせられるようなものを見せてくれる芸術家はいないかなーと毎回楽しみに見に行っている。 2019.01.31アートデザイン写真工芸文学
アート「天文学と印刷」展@印刷博物館の図録が素晴らしかった! 小石川にある印刷博物館に、「天文学と印刷〜新たな世界像を求めて」展を観に行きました。 何が素晴らしかったって、図録やフライヤーの意匠! 個人的にここ数年でもっとも興奮する美しさだった。 2019.01.09アートサイエンスデザイン工芸文学