村岡魯檀 陶展 アンティーク・モダンの世界

アート
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唐草倶楽部村岡魯檀(ロダン)氏の陶展に行ってきました。

予想をはるかに越えた素敵な作品が数多く並んでいて、短いが充実した時間を過ごすことができた。

 

村岡さんの山梨県大泉村の工房は一度だけ訪れたことがあり、そのときも作品を拝見させていただいたのだが、こういう百貨店内のギャラリーに並ぶとそれらはまったく違った表情を見せるんだなぁと思った。

 

 

渦巻きモチーフの作品は、どれもこれも大変魅力的。
あるものは上品なたたずまいであり、またあるものはただならぬ迫力、生命力に満ちている

 

ひとつひとつ見ていくと趣きはそれぞれ違っているのだけれど、どれもが柿色をしているので(村岡さんは、柿色の釉薬「柿釉」に取り組まれて30年!になるそうだ)、全体的な統一感があった。
こういう要素がコレクター心をくすぐるのだろうな。

 

細かく描き込まれた美しい渦巻き群が気になってしかたがない自分は、

「これは一つ一つ手で描いたんですか」「筆を使って描くんですよね?」

などととぼけた質問を連発。

 

そんな無教養な輩にも村岡さんは、渦巻きの巻いてある中心から描くこともあるし、逆に伸びた方?から描くこともあるのですよ、と笑顔で応じてくださる。

自分が絵付け担当だったら、、、きっとぶるぶると手が震え、がくがくした渦巻ばかり描きつけて、せっかくの焼き物を次々とだめにしてしまうにちがいない、とその場で軽く妄想。

 


興味を持って立ち寄るご婦人に説明するダンディーなロダン氏

 

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村岡さんのお住まいの近くに縄文土器の里があることも伺った。

その時には「そうなのですか!」と驚いたのだが、考えてみれば自分は以前、渦巻文様土器の写真資料コピーを「あなたの家の近くで発掘された渦巻の元祖!」などとして、haruさんに郵便で送りつけたことがあった。ことを今日になって思い出した。

 


送りつけた元祖のコピー 山梨県桂野遺跡出土の縄文土器

 

いずれにせよ、縄文式土器や村岡さんの作品などを拝見すればするほど、己のなんちゃってウズマキストぶりを思い知らされるのだった。

 

とにかく良いものを見せていただき、村岡さん、本当にありがとうございます。

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