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マンダラデザインアートブログのsachiです。
「2016パラアートTOKYO」(すでに終了)を観に、としまセンタースクエアに行きました。
障害者アートの素晴らしさを人々に知っていただくと共に、障害者の心と才能の国際交流を意図し、障害者たちの優れた作品が障害を越え、国境を越えて一堂に集うことの素晴らしさに思いを込め開催いたします。パラアートは世界規模での障害者アートの美術展となることを目指しています。
「アールブリュット」という言葉は知っていたが、「パラアート」は初めて聞いた。
アールブリュットには異能のアートという意味合いが強く感じられるけど、パラアートは文字通り「障害者のアート」という意味だとのこと。
一つでも気に入った作品があったらいいなと思って出かけた。
そして出会ってしまった!
阿山隆之さんの
「世界のアナホリフクロウ・東京のアナホリフクロウ」!!
か、可愛いではないか!
おもむろに寄り、じっくりとながめる。
まず最初に目が行ってしまうのはアメリカンフクロウ!
星条旗ライクな羽根を広げて存在感誇示。
お目々まんまるあけすけカジュアル。傘の下にちゃっかりおさまる怖いものなし・たかゆき氏。
お腹のピンク・グラデーションがとってもきれい。
あっ。踏み台になっているのは中国ではないか!きな臭い…。
拡大。
イギリスは苦虫を噛み潰したような顔つき。気難しげな英国紳士風。
日本のフクロウは顔面の色合いがおしゃれ。
金色白目に、和菓子のような雅びな配色。
鴇色(ときいろ)?青竹色?萌黄色?
顎あたりもふくよかで気品がある顔つき。大黒様っぽいかな。
羽根の一枚一枚が日の丸になってるー。
ハワイのアナホリフクロウ。目周りの配色センスが素敵。
ピンクに青緑に金色白目。脚のラベンダー色がスタイリッシュ。
さすがはみんなのあこがれ・ハワイアンフクロウ。
かと思えば見てー!ハワイの足元にいるドイツ。
びっくりして土から顔出したもぐらみたい。ぬぼっとした黒い顔でこっち見てる。あっ。その右隣のロシア、いることにいま気づいた。完全にハワイとかぶっとるやないか。
ハワイの右上の韓国も、やや心霊写真的ポジション。土偶っぽさに親しみを覚える。
あれ?ところでハワイって国だっけ??…うーん。。
いや、そんなことはもはや気にならない!
どのフクロウも個性があって、ほんと可愛い!
自閉症という障害を持たれている阿山さん。
その色彩センスにジミー大西画伯の絵をちょっと思い出した。
阿山隆之(あやま・たかゆき)
1972年生まれ。東京都在住。1985年より木馬工房に所属。古い木材に焼きごてで輪郭線を描き、色鉛筆で彩色している。とんぼ玉制作を仕事にしているので、飽きると絵に取り掛かり、また飽きるととんぼ玉、と交互に制作している。最近は絵を描いて個展をすることを念頭に、絵の制作が主流になっている。
<木馬工房>
東京都八王子市役所のすぐ隣にある通所の多機能型施設。軽印刷、木工品、とんぼ玉・フュージング、栽培したハーブなどを、併設店舗で販売している。生活介護ではアート活動に重点を置いていて、貸ギャラリーも併設している。
横浜市民ギャラリーあざみ野より参照
こちらは阿山さんが描いた、rem time rem timeさん「ねむるまち」のジャケット。
とてもやわらかい世界観。かわいいなー。
刺激をありがとうございました!
2023.7月追記:
現在NHK+(プラス)で阿山隆之氏を取材した番組が見れるようです。
視聴できる方は是非どうぞ。
期間 2016年7月15日(金)~19日(火) 10:00~18:00
会場 としまセンタースクエア
(東京都豊島区南池袋2-45-1 豊島区役所新庁舎1階)
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ストレスの多いこのご時世、少しでもリラックスできますように…。
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