ミュンヘン・プラハ・ウィーン!列車移動で旅をした〜ウィーン編
LIFE
名和晃平「Biomatrix」 @SCAI THE BATHHOUSE
こういった「装置」とも呼びたくなるような作品、いいな。 つまりある程度の仕組みを人の手で作って設置し、そこで自然科学の摂理を垣間見ることができるようなインスタレーションが大好き。 今見たものがもう先ほどとは違う振る舞いを見せている。そんな、摂理の中の不規則なながめそのものがアートになっているようなもの。
京都観光と大阪・千里川の土手
永観堂ではこの日、火災避難訓練が行われており、消防車が実際にお堂に向けて散水をしていた。取材なのか?ドローンもヘリも飛んでおり、ちょっと物々しい雰囲気。青紅葉で名高い永観堂。この後さらに緑が瑞々しく輝きました。
デンマーク・デザイン展 @損保ジャパン日本興亜美術館でミッド・センチュリー家具を堪能!
デンマークデザインが好き。パントンは自分の最も敬愛するデザイナー。
考察 こころ動かされた鴨居玲展「踊り候え」
鴨居玲作品に自分がなぜ惹かれるのか。考えてみた。 まず第一に大胆な余白の取り方がよい。 第二に描く対象の内面や本質を必要最低限の線で描いているように見えるのがよい。 第三に色の美しさ。第四に光と影の配分の心地よさ。
『なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか』今枝仁 著
地獄というものはひとが作り出すのだなあ、と改めて思う。 それも、本人の意図せぬままに、例えばある出来事をきっかけにして悪循環にはまり込み、事がスパイラル上に堕ちていき、気づいたときにはすでに手のつけられない状況になってしまっている、という図式が圧倒的に多いのだろうと思う。 そして、誰もがそうなる可能性を持っている。
ミスター残像 かく語りき
自分でも認識していなかった光の源を、からだサイドがきちんと記憶していた。かたちやその位置関係までを正確に。 そして、頼んでもいないのにほんとうの姿を知らせてくれた。 目の裏の残像という形で。
盆栽を始めるとき~『無趣味のすすめ』/ 村上龍 著
この部分がこの本のすべてなのだと自分は思う。 さらりと書かれているが、めちゃくちゃ練られた数行だ。
カミトコラボ。
先日、瞬間のことではあったが、ちょっと不思議な感覚を得た。 TVをぼんやり見ていて、出演者の一人がにこにこ楽しそうに笑っているのを見たとき、「ああ。あれでいいんだ」と思ったんだ。 常日頃、生真面目...
『夏の庭 』 湯本香樹実 著
長く生きていると(大人であれば)分かってくるさまざまな事柄を、子どもの目線でまっすぐにとらえ表現していて、みずみずしい印象。 大人が読んでいても気持ちが良い作品だった。 そういうのっていいな。 読む世代によって、受け取り方が少しずつ違ってくるという作品。
時空を超えた最上級の愛情表現『シズコさん』佐野洋子著
壮絶であった。すべてさらけ出して、まっ裸になって自分と母親、そして家族のことを描き出している。全編にわたり、死ぬ前に何が何でも描いておかなくては、というような気迫にあふれている。とくに母親が呆けてからの最終章は凄まじかった。
極彩色の世界観『パコと魔法の絵本』中島哲也監督 が好き
オープニングからエンディングまでひたすら目の覚めるような極彩色。好きな人にはたまらない色彩の洪水。前作よりもCGを多く使っているが、これがまた実写とうまく共存しているのだ。CGの色味のどぎつさと同じくらい、実写も毒々しい色色色。それでも全体としてきちんとしたまとまりを見せている。
是枝裕和監督『歩いても歩いても』で描かれる実家というしがらみ
ある年代以上ならば、かならず思い当たることのある「実家」「血のつながり」に対する重い感情や、よきにつけ悪しきにつけ逃れることのできない、しがらみといったものを丹念に描いた作品。