渦巻という装置

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Mandala Design & Chemicals の sachi です。

唐草倶楽部主宰 haru さんのブランド、haru.Japan のロゴには渦巻が4つもついている。
唐草倶楽部にも大きいのが一つ。

渦巻が4つ
 

渦巻というのは、つくづく不思議な文様だなあと思う。
第一にシンプルである。ひと筆書き対応。
なのに、これ以上はないほどの動きを感じさせる。
生命力を感じさせる。
その上、DNAのらせん構造から銀河の渦巻まで、大切な
ことのキーはすべて渦巻が握っているのだった。
渦巻は根源的な何かにつながるプロセスを表象化したもの
なのである。

渦巻は増殖するとさらに有機的なイメージになる。
生きている感じがして、見ているとざわざわとした
気持ちになってくる。不気味だし、めまいもひきおこすし。
ちょっと怖くなってきた。

ニューグレンジの巨石
(フレックスさんのサイトより転載)

でっかくて、横たわっていて、怖い。

聖書写本『ダロウの書』より

しつっこくて、怖い。

怖くてもさらに続ける。
ペンで紙にいくつもの渦巻を書いてみる。
力強くぐるぐるとしていると、次第に腕が振れ、肩が揺れ、
頭がぐらぐらとして、目が回ってくる。

目が回る

書いた紙を両手で持ち、紙ごと渦巻団を回してみるとさらに
具合がよい。いい感じにくらくらしてくる。
もっと効果的なのはOAチェアに座り、勢い良く椅子を回転し
続けること。からだぜんたいで渦巻を作ってみるのだ。すると
ぐるぐるぐるぐる。ああもうすっかり忘れた。人間て何だっけ。
となる。

渦巻きとはつまり、ちょっとだけくるくるパーの自分にアクセス
するための装置でもあるのだった。

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