パコと魔法の絵本

アート
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『パコと魔法の絵本』 中島哲也監督
 
               
相変わらずキッチュで濃厚な中島作品なのだった。
まるで映画そのものが飛び出す仕掛け絵本のよう。
これは絶対に劇場で観ないとだめだ。DVDでは魅力半減だと思う。
 
 
オープニングからエンディングまでひたすら目の覚めるような極彩色。好きな人にはたまらない色彩の洪水。
前作よりもCGを多く使っているが、これがまた実写とうまく共存しているのだ。CGの色味のどぎつさと同じくらい、実写も毒々しい色色色。それでも全体としてきちんとしたまとまりを見せている。
さすがだなあ。色の扱いがうまい。
人の心を掴んで離さないつぼをよく心得ているのは、CM監督出身たるゆえんか。目を瞠るような色彩感覚と展開の速さで観る者を飽させない。
 
 
舞台は病院。極彩色にいろどられた入院病棟(笑)
入院患者は皆ヘン。医師や看護士はもっとヘン。
その中でアヤカ・ウィルソン演じるパコだけが悲しいくらい愛らしいのだった。
パコはその日あったことを次の日には覚えていない。
事故で脳の短期記憶の部分をやられてしまったのだ。
くそじじいの大貫(役所広司)が、パコと出会い、次第に変わっていく物語。(ものすごい簡略化!詳しくは公式サイトでね!)
 
 
笑って泣いてまた笑い。あっという間の120分。
これぞ映画の醍醐味さ。げろげ-ろ。 
 

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