パパブブレと丸の内ウォークに「松丸本舗」

アート
スポンサーリンク

ご訪問いただきありがとうございます。
マンダラデザインアートブログのsachiです。

先日いただいた、小粒の飴ちゃん。
これが素晴らしく可愛くて美味しくて、幸せな気分になりました。

 


絵がキュート!そして小さいのにひとつひとつ、しっかりとその果実の味がする!

 

パパブブレ
バルセロナに本店を構える、アートキャンディ専門店。
海外版「金太郎飴」ですね。

 

 

20130205_348200

20130205_348201

パパブブレのショップは、まるで小さな劇場。毎日、職人が手作りでキャンディを作っている姿を見ることができます。大きな鍋が出てきたら、キャンディ作りのスタートです。色とりどりの甘い液体がボードの上に流され、職人が豪快に練っていきます。練られたかたまりを細長く伸ばし、太さと色の違うキャンディを重ね合わせて、太い1本の棒にします。この時点ではどんな絵柄になるのか、まだわかりません。太い棒状のキャンディを伸ばし、直径1センチ程度の太さに。最後は、職人の鮮やかな手つきでカットされ、宝石のようなキャンディができ上がります。液体から固体へ、鮮やかな変化を遂げて1粒のキャンディができていくのです。

papabubbleサイトより転載 http://www.papabubble.jp/

 

生まれ変わった東京駅 TokyoStationCity内の、昨年秋オープンしたばかりショップで友人は買ってきてくれて、手渡してくれた。
niceセンス!ありがと。

 

 

追記:こちらのキャンディもまた、とびきり美しいです!

鶴屋吉信の IRODORI(いろどり)シリーズはまるで芸術品のよう。
鶴屋吉信 IRODORI(いろどり)シリーズ 琥珀糖の方は、優しい色味のグラデーションが目にも美味しいです。叩いたら、キン!と氷のように高く澄んだ音色が響くかな。有平糖は、くるくるとした渦巻き模様がなんだか懐かしい。昔読んだおとぎ話を思い出しそう。この長さや細さもひっくるめて愛らしいな。ポルトガルから伝わった南蛮菓子のひとつで、語源はポルトガル語のアルフェロアに由来しているとのこと。

 

 

 

その日も丸の内界隈はイルミネーションが美しかった。
有楽町と大手町を結ぶ、丸の内仲通りの街路樹に「シャンパンゴールド」色のライトが灯る。
この丸の内オリジナルカラーだというLEDの色がまた、大人っぽくて上品。
石畳の通りに映えているながめなどは、ヨーロッパの古い街並のよう。
(イルミネーションは2/17まで)

 

20130205_348290
このお店すき。パスタもおいしい。DHL車も丸の内マジックで何だかおしゃれ。

 

ハイセンスなショップの並ぶ仲通りもいいけど、東京駅を背にして行幸通りを皇居方面にてくてく歩いたりするのも気持ちよい。昼間にはお濠の白鳥にも会えるしね。

 


ぎゅんぎゅんのフィッシュアイで皇居方面をながめる

 

 

ところで、丸の内と言えば、丸善丸の内本店の「松丸本舗」が閉店してしまったのはショックだった。

三菱一号館美術館や丸の内ブリックススクエアが建設中だった二、三年前、職場が近かったこともあり、よく行っていた。

作家/編集者の松岡正剛氏プロデュースの書店で、2009年、丸善内にオープン。
本の並べ方、レイアウトが強烈に面白かった。
通常の書店のような、五十音順ではなく、作家別でもない。
本の体裁はまったく関係なく、テーマ別に本が並べられているのだ。
つまり専門書と小説と写真集とマンガが、ある関連性のもとに、ともに背表紙を並べていたりする。

よって、始めはあるテーマの写真集をながめていたのに、いつの間にかその隣に並ぶ、同じ題材を取り扱った小説を手に取って読んでいた…ということが起こってくる。
しかもテーマも限定的ではなく、一つの書棚でグラデーションのようにつながりを見せて行く。
楽しい。
「知の迷宮」に入り込んだ雰囲気だった。時間を完全に忘れてしまう。

(リンクをたどるごとに世界観が広がるネットのイメージにも似てるかも)
(あっ。今気がついたんだけど、ヴィレヴァンにも似てるw ヴィレッジヴァンガード知的編)

 

20130205_348220
ありし日の「松丸本舗」

 

20130205_348221
横積み、重ね置きもあったよ

 

 

「いまの本屋さんに欠けているのはセレクトショップの感覚。小説、ビジネス、音楽…と『分類』するだけでしょう。そうではなくて、本棚には『文脈』が必要。本の並びそのものが、シナリオであり、ドラマでありうる」
「本は数冊が組み合わさることですばらしい景色をつくる。ただ、10冊のためのタイトルはない。それをつけることで、イメージが立ち上がる。そこがすごく重要なんです」

出典:sankei.jp.msn.com


松岡正剛さん

 

大いに共感します。
松岡氏の「松岡正剛の千夜千冊」にはいつも本当にお世話になっている。

「松丸本舗」どこかで復活してくれないかな。

 

追記:なんと!「松丸本舗」の世界観が最大級のスケールになって現れた!
この記事を書いた2013年には想像だにしませんでした。

本棚劇場に興奮!隈研吾建築の「角川武蔵野ミュージアム」に行ってきた その1
大規模複合施設「ところざわサクラタウン」の中にある、角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。図書館と美術館・博物館が融合したような空間、というコンセプトのもとに作られたわくわくするような知の複合施設。館長は編集工学者の松岡正剛氏。入場チケットはあらかじめオンラインで購入しておきました。自分は12:00〜13:00入場枠のKCM スタンダードチケットを購入。一般は、1,200円なり。(当日券は1,400 円)このチケットで本棚劇場を含む4Fと5Fの入場が可能です。

 

松岡正剛氏は2024年8月12日、ご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

スポンサードリンク:

ご訪問ありがとうございます!
よかったらクリックお願いします。励みになります。

にほんブログ村 美術ブログへ

コメント