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マンダラデザインアートブログのsachiです。
2024年11月、ドイツ・デュッセルドルフ経由でフィンランドを初めて訪れました。
長らく北欧に憧れてきた自分にとって、ヘルシンキの街並みは目に映るもの全てが美しく、貴重な6日間となりました。
今日は ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」を訪れたことについてレポートします!
ドイツ デュッセルドルフ滞在記はこちら↓
Contents
ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」は文化の「Chiasma(交差点)」
ヘルシンキ現代美術館の愛称「キアズマ」は、ギリシャ語で「交差」や「交差点」を意味する言葉。
1992年のコンペで応募総数516件の中から、この「Chiasma(交差)」案が選ばれ、キアズマという名前で具現化されたそう。
街の様々な視点や文化が交わる場所を想定しながら設計を手がけたのは、アメリカの著名な建築家スティーヴン・ホール氏。
画像出典:https://kiasma.fi/
展示空間全てに自然光が入るよう計画され、太陽軌道をも味方につけた「奇跡の建築デザイン」と言われているのだって。
アルファベットの「D」のような断面が印象的なヘルシンキ現代美術館「キアズマ」。大きくない敷地を有効に使いながら太陽軌道に基づいた「緩やかなカーブ」を描くことで、自然光をひと繋がりに取り入れることができている。
出典:https://hash-casa.com/2020/05/31/kiasma/
建物の前には、フィンランド元大統領カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムの騎馬像。
正面玄関の扉。持ち手がおしゃれ!
入ってみるとこんな感じ。右手にはクロークがある。手荷物を預けました。
芸術的スロープで2階にまいります。
これは、ただのホワイトキューブではないぞ!
建物に入った瞬間から鑑賞体験はすでに始まっています。
途中、下を見下ろすと明るい!太陽光がたっぷり。
光や構造にこだわった空間設計。
Pauline Curnier Jardin(ポーリーヌ・キュルニエ・ジャルダン)個展
サイケデリックなインスタレーション。
のぞいたり、くぐったり、楽しみながら鑑賞。
内容:フランス人アーティスト、Pauline Curnier Jardinによる、シネマティックな語り、インスタレーション、彫刻、パフォーマンスを融合したユニークでユーモラス、かつ示唆に富む作品の数々。女性・マイノリティなどに関する社会的ステレオタイプを滑稽に、かつ鋭く問い直す内容。
企画展「Milky Way Tour(ミルキー・ウェイ・ツアー)」が面白かった!
近未来的でスタイリッシュな入り口。
ロボット学者の石黒浩教授!こんなところでお会いできるとは!
マイア・タムミ(Maija Tammi)によるアンドロイドと人間が写った肖像のシリーズ「One of Them is a Human」(2017年)という作品だそうです。

内容:宇宙、テクノロジー、AI、環境危機などに関する多様なテーマを扱ったインター世代的なグループ展。20名以上のアーティストやアーティストグループの作品からなる展示です。18世紀の「錬金術師」を描いた絵画から、2024年制作の作品、AIやロボットに関する作品まで展示されています。
次のフロアに移動する途中、階下を見ると素敵なソファが!
↓
「Feels Like Home(フィールズ・ライク・ホーム)」コレクション
内容:所属するフィンランド国立美術館のコレクションから、ホーム=〈家〉や帰属意識をテーマに据えた作品群を展示。都市・社会との関係性、アイデンティティ、疎外、想起、未来への思いなどを視覚的に探求する内容です。
館内にあるキアズマ図書館(現代美術専門)もアーティスティック!
館内にある美術図書館をのぞいてみました。
どこを見ても、洗練されたデザイン。
ライティングも素敵。
日本の図書館の雑誌閲覧コーナーとは大きく違う 笑
ミュージアムショップは見ているだけでセンス磨かれそう
ポストカードを買った。可愛い。
ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」へのアクセス
見終わって扉から出ると、外は夕暮れ。
正面にはアモスレックスが見えています。
ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」は、ヘルシンキ中央駅から徒歩で約5分。
我々が滞在していたホテル↓からは歩いて3分ほどでした。
そして、ここでもヘルシンキカードを提示することでそのまま入場することができました!
(ヘルシンキカードは大変お得。後日ブログに書こうと思います!)
住所:Mannerheiminaukio 2, 00100 Helsinki, Finland
設立: 1998年
開館時間:月曜:11:00–17:00ほか(公式サイトでの確認がおすすめです)
当日券:22ユーロほか(公式サイトでの確認がおすすめです)
アクセス:ヘルシンキ中央駅から徒歩5分
公式サイト:https://kiasma.fi/
フィンランド訪問「ヘルシンキ編」はこちら↓
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