「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展を練馬区立美術館で見てきた!

アート
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練馬区立美術館に、「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展を観に行きました。

 

出会いは「ギャシュリークラムのちびっ子たち」

アメリカの絵本作家、エドワード・ゴーリーに興味を抱いたのは、かれこれ15年ほど前。
感性の鋭い友人に一冊の絵本をプレゼントされたのがきっかけでした。

絵本かー♡とほのぼのしながらページをめくろうものなら往復ビンタが飛んできます!

 

エドワードゴーリー
ギャシュリークラムのちびっ子たち(1963年刊行)

 

背丈が同じくらいの可愛らしいちびっこ達がひしめき合うように集まっている。
そこに大きな傘をさしかけている長身の男性は。。うわ死神やん!!

 

 

エドワードゴーリー

ページを開くといきなりこれ!

 

え。待って?と思いながら次にページをめくると今度はこれ!

 

エドワードゴーリー

 

エドワードゴーリー

あわれなベイジル…。

すでに死を覚悟し観念したような表情。涙を誘う。。

 

かえる

 その後もアルファベット順に、子どもは次々にあの世行きだよ!

 

内容(「BOOK」データベースより)
大人のための絵本作家として世界的なカルト・アーティストであるエドワード・ゴーリー。子どもたちが恐ろしい運命に出会うさまをアルファベットの走馬灯にのせて独自の線画で描いたゴーリーの代表作。

 

不穏で不吉なこのムード。

何が起こるのだろうと身震いしながらも読むのが止まらない感じ。

子どもが次から次へと死ぬなどという残酷な内容なのに、作品自体のイメージは、詩的で静謐。

この物語から教訓を引き出そうとすることはきっとあまり意味がない。
世界観をそのままに味わうのが良いのでしょう。

 

「ギャシュリークラムのちびっ子たち」をアニメーション化した動画があったので以下に貼らせていただきます!

 

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貴重な原画がいっぱいの 「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展

肝心の「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展ですが、本当にすごい原画の数々。その数も圧倒されるものでした(作品の撮影は残念ながら禁止)。

自分が好きだったのはゴーリーがお母さんに宛てた封書のイラスト。
心のこもった作品のあたたかさ、美しさに胸がしめつけられるようでした。

 

 

アメリカの絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey/1925-2000)の展覧会を開催します。アイロニカルで少し不気味な独特の世界観と、繊細なモノクロームの線描は、世界中の人々を魅了しています。近年、『うろんな客(The Doubtful Guest)』『不幸な子供(The Hapless Child)』などの絵本の翻訳が次々と発表されたことにより、日本でもその人気が高まっています。

本展は、ゴーリーの没後に、エドワード・ゴーリー公益信託とブランディーワイン・リバー美術館によって準備された世界巡回の原画展を、日本ではじめて公開するもので、2016年より日本全国各地で巡回しています。原画に資料や書籍などを加えた約350点から、ゴーリーの世界観を紹介します。

出典:
(以下の作品画像もすべて)
https://neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201906011559352588

 


ギャシュリークラムのちびっ子たち<1963年>

 


うろんな客<1957年>

 


不幸な子供<1961年>

 

それにしてもタイトルも本当に魅力的です。。
(訳者はアメリカ文学研究者で翻訳家の柴田元幸氏)

『うろんな客』 The Doubtful Guest (2000年)
『優雅に叱責する自転車』 The Epiplectic Bicycle (2000年)
『華々しき鼻血』 The Glorious Nosebleed (2001年)
『おぞましい二人』 The Loathsome Couple(2004年)

 

 

「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展はグッズも素敵

 

ミュージアムショップのコーナーも人気の人だかり。

グッズの種類も充実しており、自分はクリアファイルを入手しました!

エドワードゴーリー

 

右の作品は『不幸な子供』(1961年刊行)。
今回の展示のメインイメージに使用されていました。

 

 

<開催案内>
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密
会 期  2019年9月29日(日)~11月24日(日)
休館日  月曜日
※ただし、10月14日(月・祝)・11月4日(月・休)は開館、
10月15日(火)・11月5日(火)は休館
開館時間 午前10時~午後6時 ※入館は午後5時30分まで


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