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水彩絵の具のにじみが好き

水彩絵具の箱から、たとえばピーコックブルーのチューブを取る。 パレットにちょっとしぼり出し、たっぷりとした水で溶く。 その時点でもう、ある種の悦楽が胸のうちに広がる。 幼い頃のいろみず遊びの記憶は関係していると思う。 紙の上に、絵筆で薄く色を置く。 直後には水でてらてらと光っているんだけど、みるみる落ち着いていく。 紙とおりあうようにして、しだいに色が定着していく。 その移り変わるさまは、紙の種類によってだいぶ具合が違っていて、和紙に近いものだとあっという間ににじみがすすむ。色がにじむさまを見るのも好き。
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紙好きさんの聖地!「竹尾 見本帖本店」に行ってきた。

神田錦町にある「竹尾 見本帖本店」に行ってきました!2010年に丸ビルで開催された紙の展覧会「竹尾ペーパーショウ」に行ってから、竹尾さんは自分の憧れ。1899年、紙の専門商社として創業し、以来質の高いファインペーパーをはじめとする紙の研究・開発・販売を続けている。ロゴがこれまたかわいいんだ。
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ウランガラスのシャンデリアと透明標本にうっとり…「角川武蔵野ミュージアム」に行ってきた その2

ウサギノネドコは鉱物や理化学系の雑貨を手がけるお店。「自然の造形美を伝える」をテーマとして掲げ、植物・鉱物・動物などを標本のように仕立てあげたプロダクトは知的好奇心を刺激し、かつアーティスティック。米谷健+ジュリア作品は、どれもフォルムが端正で美しく魅力的。けれども単に目の保養になるだけのアートではない。そのビジュアルが、なんというか、どうも精神の深部に引っかかる。鑑賞時に、快と不快の気分を行ったり来たりするような神経的感覚を伴うのだ。
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甲斐庄楠音の凄み!退廃的で妖艶「あやしい絵」展 @東京国立近代美術館

自分の幼い頃、「紫と黄色は狂気の組み合わせ」と耳にすることがあったが、まさしくその配色を身に纏ったこの女性。粋な色合わせ。お腹あたりには牙をむき爪を立てていている獅子?の姿。下半身全体には赤々と燃え上がる炎。激しい。白粉できれいに化粧した女性は不思議で不敵な笑みを浮かべている。紅潮しているのか、目の周りが赤く染まっている。何を考えているのか。怖い。美しい。
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景観を壊すとされる電線・電柱の見方激変!「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」展 @練馬区立美術館

この展示を見て、電線や電柱に対する印象が本当に変わってしまった。 これまでは、写真を撮っていてもなるべくそれらが入らないようにと立ち位置を決め、カメラを構えていた自分がいたが、構図の中の調和するところに電線や電柱の直線が位置しているのであれば、それはそれでまた味があるな、と思うようになった。しかしよくもまあ、電線が描かれた絵画をこんなに集めたものだ。企画にも何年もの時間がかかったとのこと。
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春に向けて心浮き立つ セメントを使ったARTIST miu氏の作品 @TAGBOAT

TAGBOAT主催のアートフェアを見に、東京都立産業貿易センター浜松町館に行ってまいりました。セメントを使ったARTIST miu氏の作品の前に立っていると、不思議と自分も力づけられたように感じ、気分が上向きになるのです。色の持つエネルギーが最大限に生かされていることに加えて、セメントという素材の持つ強さも影響するのかな。自分の内側にある何かと、このビタミンカラーの細胞たちが共振しているように感じるのです。
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夢心地!眠り展:アートと生きること @東京国立近代美術館

竹橋の東京国立近代美術館で「眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで」を観てきました。 「眠り展」フライヤーとチケット、リーフレット。おだやかで上品な色味。たゆたうようなフォントが印象的。 眠り。それは、自分の大好きな娯楽。 夢かうつつか。当初、「眠り展」は東京オリンピックの閉幕後に開催される予定だったらしい。 オリンピックという非日常を終わらせたのち、再び日常の中で繰り返される「眠り」をテーマとする企画だったのだそうだ。祭りを終えた後に必要不可欠なエネルギーチャージ期間としての休息、という意味もあるのかも。
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義母の色紙の手触り

今日は由無し事を。 お義母さんの遺した色紙を見ています。 俳画というのかな。句を添えた可愛らしい絵。 遺品を整理するために、一枚一枚手にとり、初めてゆっくりと見た。 数がとても多い。 ...
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西荻のマカロン専門店「マカロンエショコラ」(MACARON ET CHOCOLAT)のマカロンボーロ!

今年もクリスマスシーズンがやってまいりましたね。 クリスマスギフトの準備は済んだかな? 先日、JR西荻窪駅南口から徒歩10分、チョコレートとマカロンの専門店「MACARON ET CHOCOLAT」(マカロンエショコラ)の店舗に行きました。
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ピーター・ドイグ展 同時代を生きる 「画家の中の画家」日本初個展!

《エコー湖》 1998年 テート蔵 絵の中央にパトカーが見える。湖のほとりで頭に手をやっている男を見ていると「とりかえしがつかない」という言葉が自然と浮かんだ。ドキドキしてきた。右下の水の面に人の姿のようなものが見える。赤黒い水面が不気味。 夜空のイメージも不安を掻き立てる。
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秋に薫る豊潤なアロマ、ドットール・ヴラニエスのロッソノービレ!詰め替えを購入

ドットール・ヴラニエスのアロマ・ディフーザーとハンドクリームのセット!それはもう、世界で一番!良い香りがするのです。これまで色々な香りのアロマを試してきたけれど、もうロッソノービレ一択。ちょっと浮かない日もお部屋に漂うこの香りに気づくと、ふんわりとした豊かな気分のエッセンスをもらったように感じます。甘く、それなのにすっきりとしたこの香りは、自分にとっては他の何にも替え難いもの。
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未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命 @森美術館(その2)

電通による「OPENMEALS」。観ていて、とてもワクワクした。 「食のデジタル化」をテーマとした食の進化についてのプロジェクトで、いくつかあるコンテンツのうち、今回展示されていたのは「SUSHI SINGULARITY」!!
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