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マンダラデザインアートブログのsachiです。
谷中にあるスカイザバスハウスに、名和晃平氏の作品を観に行きました。
スカイザバスハウスは、現代アートに特化したギャラリースペースで、200年の歴史を持つ由緒ある銭湯「柏湯」を改装したギャラリー空間。
https://www.scaithebathhouse.com/ja/
名和晃平の「Biomatrix」。
リアルとバーチャル、ミクロとマクロ、自然と人工などあらゆる対立がこの皮膜の上で消え去り、シリコーンオイルに湧き上がる気泡が、生体とオブジェの境界を超えて鑑賞者に迫る。とのこと。
時間を忘れていつまでも見入ってしまう。
こういった「装置」とも呼びたくなるような作品、いいな。
つまりある程度の仕組みを人の手で作って設置し、そこで自然科学の摂理を垣間見ることができるようなインスタレーションが大好き。
今見たものがもう先ほどとは違う振る舞いを見せている。そんな、摂理の中の不規則なながめそのものがアートになっているようなもの。
自分は60-70年代に流行った、液体の中で溶岩のようなワックスが熱でゆったりと動くラバランプ(下の写真)が好きで何本も持っているのだけど、そういうものの大掛かりなやつみたい。
「Biomatrix」も自分のお部屋にひとつほしい笑
木星の渦のようなながめをいつまでも楽しめる作品、なんていうのもいいかも。
ただし、それが芸術作品と言えるのかどうかは自分にはわからない。
「Biomatrix」名和晃平
いつまでもじっと見ている人。ぷくぷくと弾ける液体の音に耳を傾ける人。それぞれ、おのおのの楽しみ方。
銅色が美しい。うちに光をたっぷりふくんだ深い色味。
気泡が弾ける。響く音がたまらない。
谷中はとても趣深い街。
おりしも紅葉シーズン。
のんびりと歩きながら下町の秋を楽しみました。
2018年10月10日(水)-12月8日(土)
開廊日時:12 : 00 – 18 : 00 ※日・月・祝日休廊
会場:SCAI THE BATHHOUSE
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