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マンダラデザインアートブログのsachiです。
目黒区美術館にて、「世紀末ウィーンのグラフィック-デザインそして生活の刷新にむけて」展を観てきました。
その1の続きです!
「世紀末ウィーンのグラフィック-デザインそして生活の刷新にむけて」展は図録やフライヤーもおすすめ!(その1)
実に素晴らしかった! 個人的に好みだからというのもあるのでしょうが、自分は近年これほど満足度の高い展示にお目にかかったことはありません! 世紀末の香り漂うアールヌーボーはもちろん、1900年頃のウィーンやその周辺の芸術がお好きな方には絶対におすすめ。
Contents
Ⅲ. 版画復興とグラフィックの刷新
19世紀における写真の発明は、それまで視覚情報の複製や記録といった役割を担ってきた版画の存在意義を大きく揺るがし、芸術としての版画への模索という動きを生み出しました。その際に積極的に参照されたのが、当時西欧で大きなブームとなっていた日本の多色木版画です。作品として制作された版画は、絵画に比して廉価ということもあり、広く人々の生活を彩ることになりました。
フレームも素敵。
Ⅳ. 新しい生活へ
グラフィックにおける新たな試みは、当時盛んに刊行された美術雑誌や挿画入り雑誌だけではなく、様々な媒体を通して人々の生活へと浸透していきました。日々新しいグラフィック・デザインに触れること、それは生活における新たな意識を生み出すことにも繋がりました。 本章では、ポスターやカレンダー、蔵書票といった日常生活に関わるグラフィックの新たなデザイン、そしてグラフィックの刷新を担った人々がてがけた書籍の装丁や挿画の魅力を紹介します。
コロマン・モーザー、配色センス良すぎ…。
こちらもコロマン・モーザー。渦巻きがかわいい。
ベルトルト・レフラー「愚か者ども」
ベルトルト・レフラーという人は初めて知った。どのイラストデザインも素晴らしい。
ベルトルト・レフラー ポスター
本当に素晴らしい展示でした。
たくさんの方に見ていただきたいと思いました!
6月9日まで。
ウィーンにご興味のある方は、よかったらこちらもあわせてどうぞ!
「京都国立近代美術館蔵 世紀末ウィーンのグラフィック-デザインそして生活の刷新にむけて」
会期: 2019年4月13日(土)から2019年6月9日(日)
時間: 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日: 月曜日 ただし、4月29日(月・祝)及び5月6日(月・休)は開館し、4月30日(火・休)及び5月7日(火)は休館。
観覧料: 一般 800(600)円
大高生・65歳以上 600(500)円
小中生 無料
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