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マンダラデザインアートブログのsachiです。
2022年9月、「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」を観に渋谷の文化村ザ・ミュージアムに行きました。
アメリカン・エキスプレスのカード会員限定で、通常より1時間早く貸切鑑賞できる抽選キャンペーンに応募し当選したので、混雑を避けてゆったりと観ることができました。(チケットは普通に購入)
フィンランドを代表するライフスタイルブランド、イッタラ。1881年にフィンランド南部のイッタラ村に設立されたガラス工場からスタートした同ブランドは、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクらフィンランドデザインの発展を牽引した建築家やデザイナーとともに歩んできました。美しさと機能性をすべての人へ提供するという彼らの思想のもと送り出されてきたプロダクトは、今なお世界中で愛され続けています。
上のフライヤーより抜粋
AIによるイッタラの1分解説はこちらから↓
今回の展示の見どころは
② 日本初、イッタラの大規模巡回展!
③ デザイナーを通して見るイッタラと日本のつながり
とのこと。
タピオ・ヴィルカラ《カンタレリ(アンズタケ)》(1947年)のポスター
イッタラは日本人に非常に人気があるのに、大規模展が初めてというのは驚き。
ブランドの歴史を追いながら、作品を時代ごと・作家ごとに展示しており、とても分かり易かった。
どのスペースにも美しいプロダクトがずらりと並び、見応えを感じました。
写真撮影は入り口など限られたところを除いてNG。
特設サイトの写真などをお借りして、以下特に好きだったものをご紹介いたします。
アルヴァ・アアルト・コレクション
入り口にはアルヴァ・アアルト・コレクション。写真撮影OK。
建築家でもある、アルヴァ・アアルト(1898-1976)がフィンランドの湖からインスピレーションを得たという「アアルト・ベース」がいっぱい。
「アアルト・ベース」は、1937年のパリ万博において初めてお目見えし、高く評価されました。
自分は一番手前の茶色いのがほしいな!
ティモ・サルパネヴァ《i-ライン》シリーズ 1956年
出典:https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/6754
ティモ・サルパネヴァ。
グレイッシュな色味がたまらない。おしゃれだなー!
ティモ・サルパネヴァは、グラフィックデザイナー出身。
イッタラのロゴを手がけたのも彼だ。
ティモ・サルパネヴァ《マルセル》 1993年
出典:https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/6754
こちらはTV番組「新美の巨人たち」『イッタラ・北欧デザインの魅力×美村里江』(2022年10月15日)で放送された、実際の展示の様子。
ミュージアムでは撮影NGだったので、、こちらで!
アイノ・アアルト《水紋》1932年
アイノ・アアルトはアルヴァ・アアルトのパートナー。
この美しいフォルム。
素晴らしい!
タピオ・ヴィルカラ《ピルッキアヴァント》
「氷上釣りの穴」というタイトル。
自然からのインスピレーションをそのままかたちにしている感じがいいな。。
タピオ・ヴィルカラ《バーダリンヤー》1960年
出典:https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/6754
こちらは「バーダルの氷」というタイトル。
やはり自然の造形そのままな雰囲気がよき。。^^*
展示の最終章はイッタラと日本のつながりがテーマ。
イッタラを代表するカイ・フランク(ティーマのデザイナー)が日本文化に影響を受けていたことや、ミナ ペルホネンの皆川明氏や隈研吾氏のイッタラでの仕事などが紹介されていました。
カイ・フランクの不朽の名作「ティーマ」シリーズ
カイ・フランク《「BAキルタ」カップ&ソーサー他》1952-1975年、アラビア製陶所、ヘルシンキ市立博物館蔵、Photo/Yehia Eweis
今回の展示の主催者でもある、約12,000点世界最大級のイッタラコレクションを誇る「フィンランド・デザイン・ミュージアム」にも行ってみたくなりました!
↓フィンランド・デザインについてはこちらでも書いています。
出口近くの撮影OKスポット↓
オイバ・トイッカ《バード・バイ・トイッカ》シリーズ
ミュージアム・ショップにはイッタラ製品や北欧グッズがずらり。
図録は以下でも購入可能のようですよ。
©2022 The Asahi Shimbun 朝日新聞SHOP
価格3,000円(税込)内容2022年、全248ページ(カラー192ページ、モノクロ56ページ)、A4変形、上製
なお、東京での展示後は以下のとおり巡回するとのことです。
ご興味のある方は是非!
2023年4月22日(土)~ 6月19日(月) 島根県立石見美術館
2023年7月1日(土)~ 9月3日(日) 長崎県美術館(予定)
2024年2月17日(土)~ 3月31日(日) 美術館「えき」KYOTO(予定)
ところで、TRANSIT最新号(58号)はフィンランドの巻。
自分はもちろんすでに購入済み ^^*
読み応えがありましたよ!
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