「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」@国立新美術館

アート
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国立新美術館に、ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年展を観に行きました。

 


フライヤー。おもて面はひたすら美しい《紫のドレスの婦人》、裏面は不気味なクラーナハの《不釣り合いなカップル》

 

日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念し、ハンガリー最大の美術館であるブダペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリーのコレクション展を開催します。両館の所蔵品がまとまった形で来日するのは、じつに25年ぶりとなります。
本展では、ルネサンスから20世紀初頭まで、約400年にわたるヨーロッパとハンガリーの絵画、素描、彫刻の名品130点が一堂に会します。クラーナハ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルノワール、モネなど巨匠たちの作品に加えて、日本では目にする機会の少ない19・20世紀ハンガリーの作家たちの名作も、多数出品されます。

出典:
https://budapest.exhn.jp

 

本展示でまず強く感じたのは、展示室の壁の色の作品イメージに及ぼす力
時代ごとに深い赤、濃い青、紫、グリーンと塗り分けられており、実に優美な印象だった。
額縁はデコラティブな金が多いので、それがまたとても映えていてカッコよかった。

 

額縁で特に心惹かれたのはこちら!
作品ももちろん美しいが、アールヌーボー装飾風のフレームもヤーノシュデザイン。素敵。
こちらは「世紀末ー神話、寓意、象徴主義」のエリアで、壁の色は紫色だった。
素晴らしい!

 

(以下画像は
https://budapest.exhn.jp
よりお借りしました)

 


ヴァサリ・ヤーノシュ《黄金時代》1898年

 

 


シニェイ・メルシェ・パール《紫のドレスの婦人》1874年

 

草原の黄緑色と、画家の奥さんのドレスの紫が美しい!
けれども当時は、その配色の対比が批評家たちに不評だったそうだ。
保守的だったのだろうな。
一方、広告ポスターなどのジャンルではその斬新さが人気を博したらしい。

 

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フランツ・クサーヴァー・メッサーシュミット《性格表現の頭像 子どもじみた泣き顔》1771-1775年

 

一度見たら忘れられない表情。
以前、ウィーンのベルヴェデーレ宮殿に行った時に彼の作品群をはじめて見た。

クリムトの接吻を観るために訪れたのだが、その前に寄ったメッサーシュミットの部屋で、その強烈な個性になかなかそこから離れられなかった。
宮廷に仕え、依頼された人の顔を彫り続けていたが、のちに精神を病み解雇され、ウィーンから去ったらしい。

 

 

ベルヴェデーレ宮殿についてはこの記事に書きました!

 

3月16日まで!

会 期 2019年12月4日(水)~2020年3月16日(月)
会 場 国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

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