【残像日録】ラブドラム〜 秋の京都で出会ったやさしい音色

【残像日録】ラブドラム〜 秋の京都で出会ったやさしい音色旅と音楽
スポンサーリンク

日々の残像を、ゆるゆるメモします。

 

去年の秋、京都を旅した時のこと。

銀閣寺から伸びる哲学の道を永観堂に向けて歩いていると、何となく懐かしいような響きが聞こえてきた。

いつかのうたた寝の、夢の中で聞いたことがあるような、輪郭のあいまいな、やわらかな音色……。

 

さらに歩いていくと、ひとりの青年が路上に座り、日差しの中で見たことのない楽器を奏でていた。
黒くて大きくて繊細な彫り模様が入っている打楽器。それを抱え慈しむようにマレットで叩いている。

 

【残像日録】ラブドラム〜 秋の京都で出会ったやさしい音色

 

まるで光と風と戯れるようなやさしい音色。
響きが透き通っていて、自然の音に限りなく近い気がした。

たちまち惹きつけられてしまった。
ラブドラム(Rav Drum)という楽器だという。

彼もイタリアの旅の途上でこの楽器を知ったらしい。
街角で演奏している人がいて「これだ」と思ったんだって。
しばらくお話を聞かせてもらい、その場で彼のCDを購入させてもらった。

 

【残像日録】哲学の道で出会った白昼夢のような調べ
ラブドラムを奏でていたKazuhiro Oishi氏の「Dreams in the Shell」

 

あとでネットで見るとラブドラムの音色を水琴窟のような音だと表現している人もいた。
なるほどその通りだ。

楽器としての歴史は長くなく、2013年ロシアで誕生したとのこと。
解説サイトには「完全に調和された倍音が出る楽器」と書かれていた。

 

これを書いている今も聴いているのだけど、こころが実に落ち着き、身体の中が浄化されていくように感じます。

以下はKazuhiro Oishi氏による坂本龍一のカバー曲。

Merry Christmas, Mr.Lawrence (Cover)

 

Kazuhiro Oishi氏の音楽はこちらでも視聴することができます。
是非触れてみて!

Kazuhiro Oishi
音楽配信サービスで Kazuhiro Oishi (カズヒロオオイシ)を聴く。

 

すべては通り過ぎてゆく。

最後までお読みいただきありがとうございます!
ブログランキングに参加しています。
お役にたちましたら、クリックお願いいたします。今後の励みといたします。

にほんブログ村 美術ブログへ

スポンサーリンク

コメント