考察 こころ動かされた鴨居玲展「踊り候え」
TRIP
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 @ 国立新美術館
個人的にはクリムトなどウィーン分離派のメンバーが尊敬していたという、ハンス・マカルトという画家を知ったのが、この展示の一番の収穫。「画家のプリンス」と言われていたそうだ。 おしゃれで魅力的な絵ばかり描いている。当時の皇室の式典パレードのデザイン画も素敵だった。
「天文学と印刷」展@印刷博物館の図録が素晴らしかった!
小石川にある印刷博物館に、「天文学と印刷〜新たな世界像を求めて」展を観に行きました。 何が素晴らしかったって、図録やフライヤーの意匠! 個人的にここ数年でもっとも興奮する美しさだった。
魅惑の細密画 ましもゆき 「耽溺」展 @六本木ヒルズ A/Dギャラリー
細密の美しさにノックアウト。 重くて強くて暗いけど、見ていると不思議と勇気づけられる。前に行こうというエネルギーを得られるような気がする。
名和晃平「Biomatrix」 @SCAI THE BATHHOUSE
こういった「装置」とも呼びたくなるような作品、いいな。 つまりある程度の仕組みを人の手で作って設置し、そこで自然科学の摂理を垣間見ることができるようなインスタレーションが大好き。 今見たものがもう先ほどとは違う振る舞いを見せている。そんな、摂理の中の不規則なながめそのものがアートになっているようなもの。
幻想的なレアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」 〜金沢21世紀美術館に行ってきた!
タレルのこちらを見たかった!あまり混んでおらず、椅子に座って天を見上げ、ゆったりと鑑賞。時が経つのを忘れてしまいそう。 この日は流れる雲がとても速く、真っ白な雲が現れては消え、壁に落ちる日差しが薄くなったり濃くなったり。
京都観光と大阪・千里川の土手
永観堂ではこの日、火災避難訓練が行われており、消防車が実際にお堂に向けて散水をしていた。取材なのか?ドローンもヘリも飛んでおり、ちょっと物々しい雰囲気。青紅葉で名高い永観堂。この後さらに緑が瑞々しく輝きました。
奥能登国際芸術祭(さいはての芸術祭)2017に行ってきた!
この芸術祭は、作家が「土地のちから」を前面に押し出して珠洲市の人たちと作り上げていった、という印象があり、それがとてもよかった。 地元の人がたくさん、観光客とともにアートを見て回っていることにも驚いた。何となく若い人ばかり目につくのかなと思っていたけど、例えば地元のおばあちゃんが単身でアートツアーに参加していたり。
軍艦島(端島)に行ってきた!
軍艦島を訪れるには、ツアー参加予約が必須。我々が申込んだのはやまさ海運主催のツアー(軍艦島上陸周遊クルーズ)で、早朝から港に移動して、フェリーに乗り込んだ。タイムスケジュール(所要時間)はおおよそ以下のような感じ。[1便] 09:00長崎港発 → 09:30軍艦島着 → 10:30軍艦島発 → 軍艦島周遊 → 11:30長崎港着 出典:やまさ海運株式会社HP
「瀬戸内国際芸術祭2016」に行ってきた!
「瀬戸内国際芸術祭」は瀬戸内海の島々や香川県高松市、岡山県宇野港などを会場に開催されるトリエンナーレ(3年に一度開かれる国際美術祭)のこと。豊島美術館「母型」。この空間に身を置き、その感覚を自由に味わう。そういう作品。寝そべって風を感じるひと。頬杖ついて水玉の動きをじっと見つめる人。みな自然と思い思いのかたちになり、ながれるときを楽しんでいるかのよう。
「日輪の翼」〜やなぎみわステージトレーラープロジェクト
とても面白かった。横浜赤レンガ倉庫前広場に停められた、大きなステージトレーラーの上が舞台。夕暮れ近い空の下、公演はスタートした。 トレーラーは荷台の背がもちあがり光り輝く舞台が出現する仕様。 中上健次の「日輪の翼」に描かれるオバたちの聖地巡礼の物語。
アール・ヌーボーの建築 #3 ~バルセロナ編
サグラダ・ファミリア。天井の相似形な眺めに、頭ゆらゆら。幻覚を見ているみたい。天国だし地獄だと思った。こんなものを三次元で作ってしまうなんて。どんな曼荼羅画家も叶わないよー。 聖堂内はきっとどの位置から見ても完璧で、どこに座った人もこの超越した境地をきちんと満喫できるように計算し尽くされているのだろう、と思った。
アール・ヌーボーの建築 #2 ~パリ編
オルタに出会う前のギマールは、中世建築(有機的ではなく、どちらかというと幾何学的)を専門とする建築家だったとのこと。その彼が、ベルギーを訪れてオルタに出会い、タッセル邸を見るや否や、アール・ヌーボー様式に心を奪われた。そして帰国後には、手がけていた最中の建築物に大幅な設計変更を加えてしまった!青年エクトール・ギマール28歳。きっと、ものすごい衝撃だったんだ。。