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マンダラデザインアートブログのsachiです。
この時期になると手に取りたくなる、偕成社の「サンタクロースっているんでしょうか?」(ニューヨーク・サン新聞 社説/中村妙子 訳/東逸子 絵)。
自分がまだ子どもでサンタさんを待っていた頃のこと、そして我が子にサンタさんが来ていた頃のことを思い出します。
画像出典:https://kaiseiweb.kaiseisha.co.jp/s/osusume/osm181203/
偕成社のウェブマガジンより(アイキャッチもお借りしました)
自分が6年のときだったかな、休み時間その場にいた5、6人の女子たちに「サンタさんに何もらうの?」と聞いたことがありました。
彼女たちは「え。サンタなんていないよ〜」と口々に言って笑い、大ショック!を受けたことを覚えています。
まあ、いくらなんでもね、翌年は中学生になるという歳だものね。
自分には妹と小さな弟がいたこともあり、長いことサンタさんの優しい恩恵を受けていたということになりますね。
このあとに、
が載っています。
NYに住む8歳のバージニア=オハンロンさんが、お手紙を書こうと思ったきっかけは、お友達に「サンタクロースなんていないんだよ」と言われたこと。(個人的に泣)
彼女がそのことをパパに聞くと、パパはこう言いました。
「サンしんぶんに、といあわせてごらん。しんぶんしゃで、サンタクロースがいるというなら、そりゃもう、たしかにいるんだろうよ。」
パパさんナイス丸投げ!w
バージニアのパパは警察関係のコンサルタントも務める外科医だったそう。
優秀な方ほど、苦手そうな分野ではありそうですね。
ていうか、自分も幼かった我が子にきっと聞かれたこともあったでしょう。
「え、いるでしょ。だってプレゼントくるじゃない」くらいな感じで答えていたんだろうなー。
含蓄ゼロ!
バージニアの質問に真摯に答えたのは、フランシス=P=チャーチという
バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、まちがっています。
きっと、その子の心には、いまはやりの、なんでもうたがってかかる、うたぐりやこんじょうというものが、しみこんでいるのでしょう。
うたぐりやは、目に見えるものしか信じません。
そして、人間が頭で考えられることなど限られている、と語ります。
目に見えるもの・見えないものについて触れ、愛や思いやりや真心のような目に見えないものこそがこの世界を美しくしている、と言います。
人生の苦しみを和らげてくれる子どもらしい信頼、詩、ロマンス、子供時代に世界に満ち溢れている光。そして妖精など、例をあげながら目に見えないものの素晴しさを滔々と訴えます。
この世界でいちばんたしかなこと、それは、子どもの目にも、おとなの目にも、見えないものなのですから。
その内容は、やさしく温かく、大人になってからの心にこそ響くものだと思いました。
ですが、こう言っては身も蓋もないけれど、当のバージニアの知りたいことは、実態としてのサンタがいるかいないか?なので、この内容は質問者的にはちょっと話が大きくなり過ぎて(=逸れて)、「で?いるのいないのどっちなの?」と当時は彼女も思ったかもしれませんね!
すいません、トラディショナルに語り継がれているストーリーに向かって余計なことを言いました。
成長したバージニアは教職に就き、副校長も務めたそうです。
東逸子氏の挿絵が美しいです。
小さなお子さんへのクリマスプレゼントにも良いかも。
皆様も素敵なウインターシーズンを♡
英語版、素敵。これほしいなぁ。。
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