考察 こころ動かされた鴨居玲展「踊り候え」
アートとデザイン
「杉浦康平のデザイン」で杉浦康平の大宇宙を知る
杉浦康平の名を初めて知ったのは1982年。暗黒舞踏集団・大駱駝艦公演のときのこと。杉浦はポスター、フライヤー、チケットなどのデザインを担当していた。まだ子どもだった自分はそのぶっとんだセンスに打ちのめされた。
『まばたき』穂村弘 作 酒井駒子 絵
とるに取らない一瞬にも「永遠」がきちんと織り込まれている。そんなことを思った作品。 その一瞬だけで成り立つような単純な時間というのはおそらくあり得ず、すべての瞬間が美しい絹織物のように複雑に絡み合い世界を宇宙を構成している、と。
HITOYONI 〜 手肌しっとりふっくら。おすすめハンドクリーム「ヒトヨニ」
そろそろお肌の乾燥が気になる季節。ヒトヨニは自分のお気に入りハンドクリームです。香りの良いハンドローションでお肌の表面をしっとりとさせてから、チューブのクリームをたっぷりと塗り、おやすみなさい。一夜にしっとりすべすべハンドのできあがり。
考察 こころ動かされた鴨居玲展「踊り候え」
鴨居玲作品に自分がなぜ惹かれるのか。考えてみた。 まず第一に大胆な余白の取り方がよい。 第二に描く対象の内面や本質を必要最低限の線で描いているように見えるのがよい。 第三に色の美しさ。第四に光と影の配分の心地よさ。
「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」@森美術館 でシンプルとは何かを考えた
シンプルという言葉は、禅や侘び寂びなどを連想させる。では、そこに美や快を見出したり感じたりする自分の感性はどういうからくりからそうなるのだろう。そんなことがわかるといいなと思いながら鑑賞した。
軽やかで鮮やかなクリエイティブ「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」展 @日本科学未来館
とにかく面白く鑑賞できた作品展だった。 テクノロジーの進化をアートを通じて知ることができるのはとても楽しいし、有意義なことだと思う。 でも、「楽しい」からはほど遠いような、苦行並みに煩雑なプロセスを経てこそ産み出される作品群なのだろうな、とも感じた。
赤瀬川原平さんのこと 〜『新解さんの謎』『老人力』は赤瀬川さんの魅力そのもの
今年10月に亡くなった、前衛芸術家であり芥川賞作家でもあった赤瀬川原平さん。 赤瀬川さんは、自分が一番面白がりながら、誰もやらなかったことをやる人だった。こういうタイプの人は、他にいなかったと思う。美術作品の方は、この目で実際には見たことはなかったが、わたしは彼の書く文章がとても好きだった。行間からじわじわと伝わってくる、赤瀬川さんの飄々とした佇まいみたいなものが好き。何となーく脱力系な印象なのに、視点がこの上なく鋭い。穏やかそうな言い回しながらも、言うことは言う。大好きなのは「新解さんの謎」。
「and/or展」
『第2回 and/or展』 絵画、版画、写真、CG、立体、書、イラスト、グラフィック、詩画などの様々な分野の表現者たちの競演
「2014ONION感謝祭★展」
麻布十番にあるアートギャラリーAzabujuban Galleryにて催されたONION(鬼塚哲郎)氏の『2014ONION感謝祭★展』(8月18日まで)に行ってきました。
「ルドルフ・シュタイナー展」@ワタリウム美術館
そこで見るのは、意味なんかすべてとっぱらったそれそのものの本質的な姿なのだと思う。 けれども、そんなもんいちいち確認していたら日々消耗するばかりなので、ひとは通常運転ではそれらのことに気を配らず生きていくようにできている。ある意味では、本質世界をばっさり排除した、現実世界ストーリーの中に生きているとも言えるかも。それってだけど、なんかつまんないよなー
謎と魅力を湛えたひと「101年目のロバート・キャパ」展 @東京都写真美術館
それらは例えば、写真の原版(ネガ)がキャパが持っていたライカ判ではなくて、ゲルダが使用していたローライフレックスのもの(6×6サイズの正方形)だった、とか、写っている山の稜線などから判断するに前線となったセロ・ムリアーノからは遠く離れた土地だった、などの検証結果から明らかにされている。
吉岡徳仁「クリスタライズ」展 @ 東京都現代美術館
今回の「クリスタライズ」展から受けた全体のイメージは、白くて透明でキラキラした感じ。純粋培養。ピュアで気持ちのよい空間だった。スペクトラムとか結晶とか、個人的に好みのものがいっぱい。