『コロー~光と追憶の変奏曲』@国立西洋美術館

アート
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『コロー ~ 光と追憶の変奏曲』@国立西洋美術館に行きました。

 

ジャン・バティスト・カミーユ・コロー!

学生時代に初めて見てから、ずっと好印象を抱いていた画家、コロー。
どこかの美術館で「田園」というタイトルの絵を見て、その穏やかさ、繊細さに心を打たれた。

特に奇抜な、眼を引く特徴は何もない絵画なのに、自分はそれらになぜ惹かれたのだろう。
同じようにピースフルなイメージのある印象派のモネやルノアールはまったくつまんない!のに。。

 

端正なんだな。あらゆるところが。
特に樹木がよい。
木々の枝のしなり具合や、幹との太さのバランス、勿論、自然を忠実に描いているのだろうけど、ぞくぞくするほどよい。

さらに光と影の描写が絶妙。
「絵に引き込まれるよう」とはよく言ったもの。
時空を越えたその場所に、実際に自分も居合わせているような心地よい錯覚を起こしそうになる。
コロー。天才だ!

そして今回の展覧会で再確認したことは、コローの作品の構図の良さ。
あるべきところに、あるべきものがある。
すべての作品がこれ以上のバランスはない、という構図。
途中からそのポイントを意識して鑑賞をしてみた。

空の見える面積、湖と林の配分、それから家屋や人物が配置される位置。
すべてにおいてちょうどよい。
やはり、バランスなのだな。
自分はこういうバランスが好きなのだ。
古典的で予定調和、と言えばそうかもしれない。
堅実だけど魅力的。コロー自身もきっとそんな人だったのだと思う。

 

彼の本格的な展覧会は、日本はもちろん海外においても稀だそう。
絵はやはりこの目でホンモノを見ないと。だって画集で見るのと全く違う。
美術館のライティングなどもいいのだろうが、何しろでかい!自分よりでかいんだ。
(そう言った意味では、DVDではだめ、やはり映画館でなくては、というのと同じかも)

本当に自分が作品と対峙するということは、表現者が手を触れて手垢や汗をしみこませて作り上げたそのものと、その場を共有するということなのだと思う。
そうでなくして、作者の思いやスピリットが受け取れるだろうか。

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