秋の京都で出会ったラブドラム〜 大石一裕氏のライブ@松の杜くげぬまに行ってきた!

秋の京都で出会ったラブドラム〜 大石一裕氏のライブに行ってきた!旅と音楽
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去年の秋に京都を旅した際、哲学の道でラブドラムの路上演奏を行なっている大石一裕氏を偶然お見かけし、その音色にたちまち魅了されてしまったことは以下に書きました。

【残像日録】ラブドラム〜 秋の京都で出会ったやさしい音色
去年の秋、京都を旅した時のこと。銀閣寺から伸びる哲学の道を永観堂に向けて歩いていると、何となく懐かしいような響きが耳に届いた。いつかのうたた寝の、夢の中で聞いたことがあるような、輪郭のあいまいな、やわらかい音色......。さらに歩いていくと、ひとりの青年が路上に座り、日差しの中で見たことのない楽器を奏でていた。黒くて大きくて繊細な彫り模様が入っている打楽器。それを抱え慈しむようにマレットで叩いている。まるで光と風と戯れるようなやさしい音色。響きが透き通っていて、自然の音に限りなく近い気がした。たちまち惹きつけられてしまった。ラブドラム(Rav Drum)という楽器だという。

 

そして2023年7月、彼が湘南でライブを行うとの情報を聞き、友人と連れ立って行ってきました!

秋の京都で出会ったラブドラム〜 大石一裕氏のライブに行ってきた!

秋の京都で出会ったラブドラム〜 大石一裕氏のライブに行ってきた!

 

会場となった「松の杜くげぬま」は、みどり豊かなお庭を持つ1928年に建てられた住宅。

湘南の別荘文化を象徴する歴史的建造物として2018年に国登録有形文化財に指定され、現在はイベントなどを行う貸スペースとして維持管理されているそうです。

 

秋の京都で出会ったラブドラム〜 大石一裕氏のライブに行ってきた!
開演前。この穏やかな空間での演奏。期待は高まる……。

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本当に素晴らしい時間だった。

さまざまな鳥の声や虫の音、ひとびとのくらす気配と大石氏のやさしいドラムの音色が渾然一体となって鳴り響いていた。木の葉が揺れ、庭を歩く鳥がいて、それもまた楽曲の景色となる。
陶然として、ちょっと眠くなるようなバイブレーション。

今回の演奏のテーマは「自然と音楽との調和」とのこと。

大石氏はMCの中で無我の境地に触れ、
「わたしがラブドラムなのか、ラブドラムがわたしなのか」わからなくなるような演奏を目指していると話されていた。

 

それを聞いて思い出したのは、音楽家の高木正勝の言葉。彼は以下のような趣旨のことを語っていた。

演奏をしていて「眠く感じるとき」があり、そういうときは大抵いい演奏ができていることが多い自分をからっぽにして、その中を通り過ぎるものを伝えたい。

音楽というかたちの故郷 その2 ~高木正勝ドキュメンタリー・フィルム『或る音楽』
吉祥寺バウスシアターに、ドキュメンタリー・フィルム『或る音楽』を見に行った。 これは、「音楽」というものと真摯に向き合う、高木正勝と共演ミュージシャンたちの、コンサートを含めそのプロジェクトを丁寧に見つめたドキュメンタリー映画である。

 

途中ケーキとコーヒーを出していただき、第二部は窓を開け放して風を感じながらの演奏。さらに気持ちの良い音楽を楽しんだ。

 

秋の京都で出会ったラブドラム〜 大石一裕氏のライブに行ってきた!
住宅内にはこんなお部屋も。レトロモダンな雰囲気。こちらでケーキとコーヒーをいただいた。

 

終演後は暗くなるまでまだ時間があったので、友人と江ノ島の近くまで歩きました。楽しかった!

海だ〜!富士山も見える!

久しぶりに夏の海に行ったけど、若者でいっぱい!
みな海で泳ぎ、海の家で楽しんでいた。

海の家がバリのクタ通りみたいにおしゃれになっていたのには驚きでした。
久々に江ノ電にも乗れたし、充実した良い一日でした。

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