大岩オスカール。
一目見たとたん、大好きな画家になってしまった。
サンパウロ出身で、ニューヨーク在住。
東京でも十年くらい下町をテーマに描いていたらしい。
圧巻は大きな絵。
「ガーデニング(マンハッタン)」「フラワーガーデン」「野良犬」は素晴らしく、涙が出てきて困った。なぜかな。
彼は同じ世代を生きていてもちろんアニメなどの影響も受けている。そうして、同時代のこの閉塞感を、一番説得力のある(とわたしは思う)やり方で表現した。
それが、確かにこの絵を前にした自分に伝わってきている、という事実。それに泣けたのだった。
背後には恐ろしい虚無があるからこそ、色鮮やかな光景が悲しいくらい際立っている。
配色の美しさや前景の透きとおった表現が本当に魅力的だった。
「ハチ公のレントゲンシリーズ」も可愛かった。
ほしい、と思ったもの。また見たい。
大岩展、今度は森美術館あたりでやってくれたらいいな。
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