フィンランド訪問「ヘルシンキ編」 #1 アルヴァ・アアルト建築 アカデミア書店に行き憧れのカフェ・アアルトでランチした!

フィンランド訪問「ヘルシンキ編」 #1 アルヴァ・アアルト建築 アカデミア書店に行き憧れのカフェ・アアルトでランチした!アート
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マンダラデザインアートブログのsachiです。

2024年11月、ドイツ・デュッセルドルフ経由でフィンランドを初めて訪れました。
長らく北欧に憧れてきた自分にとって、ヘルシンキの街並みは目に映るもの全てが美しく、貴重な6日間となりました。

 

なかでも、北欧デザインを代表する建築家であり家具デザイナーでもあるアルヴァ・アアルト(Alvar Aalto, 1898-1976)の作品を、現地で確認することが楽しみでした。
機能性と美しさを兼ね備え人間の生活を豊かにする、それが彼のデザインの特徴と言われています。

 

ドイツ デュッセルドルフ滞在記はこちら↓

 

 

アルヴァ・アアルトのデザインとは

アルヴァ・アアルトのデザインは、「人間と自然の調和」を重視しており、特に木材の活用や柔らかな曲線を取り入れたものが特徴的です。

以下はアアルトの代表的なプロダクト↓

スツール 60

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画像出典:Artek
スツール 60(1933年)
デザイナー: アルヴァ・アアルト

3本脚のシンプルなスツールで、積み重ねが可能。
アアルトが設立したデザインブランド「アルテック(Artek)」で現在も販売されている。
北欧デザインの象徴的な家具。

 

パイミオチェア

フィンランド訪問「ヘルシンキ編」 #1 アルヴァ・アアルト建築 アカデミア書店に行き憧れのアアルト・カフェでランチした!

画像出典:Artek
アームチェア 41 パイミオ(1932年)
デザイナー: アルヴァ・アアルト

 

フィンランドのパイミオにある結核療養所(サナトリウム)のためにデザインされた椅子で、患者のために特別に設計されており、以下のように快適に呼吸できるような工夫がいくつも取り入れられています。

● 背もたれは、やや後傾した角度(約110°~112°)。
座る人の胸部を広げ、肺への圧迫を減らすことで、楽に呼吸することができる。

● 幅広いアームレストには腕をゆったりと置くことができる。それにより、肩や胸の筋肉の緊張が和らぐことによって呼吸がしやすくなる。
立つ時に無駄な力がいらないような角度にもなっている。

※ パイミオサナトリウムはアアルトが、内装、照明、家具も含めた建築物ごと手がけた結核療養所

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画像出典:https://www.modernliving.jp/architecture-design/architecture/g45516833/masterpiece-alvaraalto-2310/

 

流れるような曲線や、体を包み込むようなデザインは本当に魅力的。
喘息の自分もぜひ座ってみたいです……。

サヴォイ・ベース

サヴォイ・ベース(1936年)ならショップなどで一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
80年も前のデザインとは思えないくらい斬新なフォルム。
フィンランドの湖の形をイメージしてデザインされたとも言われています。

 

「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」@Bunkamura ザ・ミュージアムに行ってきた!

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アアルトのアカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)は美しかった

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フィンランド最大の書店、アカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)
老舗デパートのストックマン(Stockmann)の隣に位置します。
11月ですがショーウインドウにはクリスマスツリー。

 

フィンランド訪問「ヘルシンキ編」 #1 アルヴァ・アアルト建築 アカデミア書店に行き憧れのカフェ・アアルトでランチした!フィンランド訪問「ヘルシンキ編」 #1 アルヴァ・アアルト建築 アカデミア書店に行き憧れのカフェ・アアルトでランチした!

扉を開けて中に入るとこんなふう。

 

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いろいろ可愛い。

 

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紺地に金の「嵐が丘(Wuthering Heights)」の装丁が素敵!

 

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売上順の展示と、新刊のコーナー。

 

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可愛らしいディスプレイ。上の棚も低めで手に取り易い。

 

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お会計コーナーはあちらです。

 

本を納めている棚もそのほとんどがアアルトのデザインとのこと。

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上段にカズオ・イシグロも。「わたしを離さないで」は昔読んだな。

 

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カードや文具なども、おしゃれな物がたくさんありました。

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アカデミア書店で買ったカードたち

 

建物全体の写真は撮りませんでしたが、こちらの記事が勉強になりました。

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この建物は2つの通りの交差点にあり、その銅板で包まれた外観は、他のアアルトの建築ではあまり見られないような重厚な存在感が感じられます。窓廻りに注目すると、片側の通りに面する部分は窓の枠も外壁と同じ銅板。一方もう一つの面は窓廻りに白い大理石を用い、表情が明るく見えるようにしています。

これはそれぞれの通りの他の建物、街並みに対する配慮から出たデザインなのです。同じ建物でも面によって表情を変えることで歴史ある町並みでも浮くことなく、街の構成要素として溶け込んでいます。

出典(画像も):https://hash-casa.com/2020/04/12/akateeminen/

 

さて。お待ちかねのランチです 😋
カフェ・アアルトは、この書店の2階にあります!

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憧れのカフェ・アアルト(Café Aalto)でランチをいただく

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エスカレーターを使わずあえて階段を使って2階へ。
アアルトデザインゴールデンベルが見えてきた……。

 

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やってきた!CAFE・AALTO(カフェ・アアルト)
アルネ・ヤコブセン(デンマークの巨匠)デザインのアリンコ・チェアが並んでいる。可愛いな。

 

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美味しそうなケーキがいっぱい。

カフェ・アアルトの人気メニューは、フィンランドの定番シナモンロール(Korvapuusti)とのこと。甘さ控えめ&スパイスが効いたお味なのだそう。
フィンランド産のブルーベリーをたっぷり使ったベリータルト(Mustikkapiirakka)も大人気だって。

しかし我々腹ペコ軍団は、迷わずサンドイッチをオーダー。

 

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運ばれてきたのは、ずらりと並んだハムとチーズと野菜たち。
え。思ってたんとちょっと違う 笑

この紙で包まれたトーストに自分で挟んでいただくのね 😊

 

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こんがりと美味しそうなパン。。

 

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コーヒー美味しい。ほっとした。このカップがほしい。

 

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このポットもほしい。

 

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我々が食事を終え、会計を済ます頃には大分混んできました。

 

カフェ・アアルトは、映画「かもめ食堂」(2006年)の舞台にもなったカフェ

「かもめ食堂」は小林聡美さん演じる主人公サチエがヘルシンキで食堂を営む物語で、このカフェは片桐はいりさん演じるミドリがコーヒーを飲んでいるシーンで登場します。
(今回は行きませんでしたが、かもめ食堂がヘルシンキに実在しているとは知りませんでした!現在は日本人がオーナーとのこと。「Ravintola KAMOME(ラヴィントラかもめ)」。)

 

2階から見るアカデミア書店のながめはこんな感じ。

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天井から十分な自然光を採れるように設計されているとのことです。
正面に見えるのがカフェ・アアルト。

 

右側の通路を進むと。。この感じ、絵になるなぁ。

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どこから見ても良い雰囲気です。

アカデミア書店とカフェ・アアルトはどこにある?

ヘルシンキ中央駅から歩いて9分です。
北欧最大級のデパート「Stockmann」の隣りなので、分かり易かったです。

 

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夜の「Stockmann」デパート

フィンランド訪問「ヘルシンキ編」旅は続きます!

 

アカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)
所在地:ヘルシンキ中心部、エスプラナーディ通り近く
住 所:Keskuskatu 1, 00100 Helsinki
開業年:1969年
設計者:アルヴァ・アアルト

ドイツ訪問「ケルン編」はこちら↓

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