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マンダラデザインアートブログのsachiです。
アーティストであるONION(鬼塚哲郎)氏の個展「ONION MOSAICO展 ~ Ryu ~ 」
を観に、清澄白河のギャラリーを訪れました。
ONION氏の個展には、以前も伺ったことがあります。
前回の展示のあとONION氏は、単身イタリアに渡りました。
3年間のモザイク修行を経て帰国。故郷の宮崎に戻り創作活動に専念してきました。
今回はモザイク作家としての個展です。
清澄白河駅から徒歩1分の「清州寮」。昭和8年に建てられたレトロモダンなアパート。
この一室がギャラリーなのでした。
とても雰囲気がよかった!
逆光で写真が良くないけど、実際の空間は明るく、光に満ち満ちていました。
ぽかぽかとした温室のようなぬくもりがあり、窓ごしに見えるテラスには緑があふれていました。
床の間に飾られた作品からは、楽しげな音楽が聴こえてくるようでした。
その豊穣なイメージは、ちょっとカンディンスキーのようでもありました。
カンディンスキー【Composition VIII】コンポジション8
出典:http://blog.meiga.shop-pro.jp/?cid=15
モザイク作品、本当にどれも可愛い。
ONION氏の作品はみな、色がとってもきれいです。
こちらは天使さま。
どの作品もいきいきとしている。そして何度も言うけど、色がきれい…。
ONION氏が作品のキャンバスとして用いるものは、彼が住んでいる宮崎県の海にルーツがある。
浜辺に流れ着いた流木、小枝、石など。それに作品を描いていく。
廃棄された発泡スチロールやパイプなんかも使われる、と聞いて驚いた。
この一番右の作品のベースは、なんと落ちていた発泡スチロール!
この輪郭を見るなどして、これはこういうイメージにしよう、という風に考えるとのことだった。
いや、違う。考えるのではなく、そのものを見ていると、形が色が見えてくる、自分がイメージしているわけではない、とおっしゃっていた。
また、出会った(拾った)ものだからこそ張り切って作れる、自分が描くことによってそれに価値をつけることが楽しい、とも語られていた。
そしてこちらは、以前の記事にも書いたけど、大好きな石シリーズ!
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どれも可愛い!!!!
手前左右にある、緑っぽいのは透き通ったシーグラス。
シーグラスとは、ガラス片が海中や波で転がされるなどして丸みをおび、浜辺に流れ着いたもの。
こちらも可愛い。。
どれもこれもキュートじゃないか。。。
自分はこらえきれず、あれもこれもと迷いながらもついにそのうちのひとつを手に取った。
まさにうちの子になってもらう、という感覚で我が家においでいただきました ^^*
時おり手のひらにのせては撫で撫でしております。
↓↓↓
もうどうしようもなく、可愛い!
左側の黒い部分がお洒落。
ちょっと凹んだこの部分は黒くして金色をちょっと添えてね、ってこの平べったい石ONIONさんに語りかけたのかな?笑
ONION氏によると線のところは耐水性の水性ペンで描いているとのこと。色のところは油彩。
完成後、タブローという油彩画用のコーティングをかけて定着させるとのことでした。
最後に、ONION氏に将来の展望も伺いました。
なんと、ONIONランドをプロデュースしたい、とのこと。
中心となる塔があって、そこでは色々なものが生み出されるそうです。
…と全貌はまだまだ明らかにはされてはいませんが、勝手に楽しみにしております!
作品の説明をするONION氏。その笑顔は、まるで少年のよう。。
ONIONさん、素晴らしい展示を見せていただき、ありがとうございました!
会期:11月21日(日)~ 12月15日(水)11~19時
会場:〒135-0021 東京都江東区白河1-3-13 清州寮209
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