Mandala Design sachi です。
 
 福島第一原発で、「危険を回避するためのやむを得ない措置」として
 放射性物質で汚染された何万トンもの水の、海への放出が始まりました。
 流出を防ごうと必死で処置していた汚染物質を、あえて海に捨てるのです。
 そんな、天につばを吐くようなことをもせざるを得ないほど、切羽
 詰まった状況であることに驚きます。
 
 驚きますが、次にはもっと悪いことが起こるかもしれない、とどこか
 で覚悟している自分がいることにはもっと驚きます。
 おそらく事態の解決までには長い時間がかかり、そういう気持ちと
 これからも同居していかなければ安定した情緒を保てないだろうと
 思う気持ちがあるのでしょう。
 「諦め値」のレベルが変化し、慣れることに慣れ、生き方についての
 自分のスタンスも変わっていきます。
 
 海。
 四方を海で囲まれた島国に住んでいるわたし達は、そこから言い尽くせ
 ないほどの恩恵を、気が遠くなるほど永きにわたり受け取ってきました。
 
 今回の震災でわたし達から多くのものを奪っていったのも海ですが、
 海はこれからもこの国を支えていってくれることでしょう。
 
 今、朝崎郁恵さんの島唄、「おぼくり~ええうみ」を聴くと、ともに
 祈りたいような気持ちになります。
 
 アート
アート アール・ヌーボーの建築 #3 ~バルセロナ編




















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