日々の残像を、ゆるゆるメモします。
テレビで映像の世紀「東京 夢と幻想の1964年」を見た。
前の東京オリンピック開始直前の日本が出ていたのだけど、その街の汚さにびっくり。
公道にはゴミが山積、公衆便所内もゴミが散乱。
通りを掃いたちりとりの中身を、橋の上からそのまま河川にざーっと流すおじさん、かなり大きめのゴミ袋を川へ投げ捨てるかっぽう着姿の奥さん…。
東京の街が今よりも汚かったと聞いたことはある。でも聞くと見るとでは全然違う。ショッキングな映像だった。
そしてオリンピックに向けて、首都美化運動が始まった。
当時の東龍太郎都知事は、上下水道の整備を始めると同時に、公共マナーやエチケットといった、都民の衛生意識の向上につとめた、とのこと。
自分はなんとなーく、日本人というのははるか昔から衛生観念が高くて規律を重んじる国民性があるのだ、と思い込んでいた。と気がついた。
最近だと、世界の中の日本のあり方について、日本人の国民性は一流なのに政治が三流だから駄目なのだ、と思ったり。
でもあのショッキング映像を見て少し印象が変わった。
あんなゴミだめのような街の中で、清く気高く几帳面な精神を維持することは難しいと感じた。
日本人が生来、今現在のようなメンタリティを持っていたわけではなく、やはり育てられてきた部分もあるののだなぁ、と素朴だけどそう感じました。
すべては通り過ぎてゆく。
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