アート考察 こころ動かされた鴨居玲展「踊り候え」 鴨居玲作品に自分がなぜ惹かれるのか。考えてみた。 まず第一に大胆な余白の取り方がよい。 第二に描く対象の内面や本質を必要最低限の線で描いているように見えるのがよい。 第三に色の美しさ。第四に光と影の配分の心地よさ。 2015.08.12アート
アート「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」@森美術館 でシンプルとは何かを考えた シンプルという言葉は、禅や侘び寂びなどを連想させる。では、そこに美や快を見出したり感じたりする自分の感性はどういうからくりからそうなるのだろう。そんなことがわかるといいなと思いながら鑑賞した。 2015.06.11アートデザイン写真工芸
アート軽やかで鮮やかなクリエイティブ「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」展 @日本科学未来館 とにかく面白く鑑賞できた作品展だった。 テクノロジーの進化をアートを通じて知ることができるのはとても楽しいし、有意義なことだと思う。 でも、「楽しい」からはほど遠いような、苦行並みに煩雑なプロセスを経てこそ産み出される作品群なのだろうな、とも感じた。 2015.02.13アートアートとデザインデザイン映像舞台
アート赤瀬川原平さんのこと 〜『新解さんの謎』『老人力』は赤瀬川さんの魅力そのもの 今年10月に亡くなった、前衛芸術家であり芥川賞作家でもあった赤瀬川原平さん。 赤瀬川さんは、自分が一番面白がりながら、誰もやらなかったことをやる人だった。こういうタイプの人は、他にいなかったと思う。美術作品の方は、この目で実際には見たことはなかったが、わたしは彼の書く文章がとても好きだった。行間からじわじわと伝わってくる、赤瀬川さんの飄々とした佇まいみたいなものが好き。何となーく脱力系な印象なのに、視点がこの上なく鋭い。穏やかそうな言い回しながらも、言うことは言う。大好きなのは「新解さんの謎」。 2014.12.12アート
アート「2014ONION感謝祭★展」 麻布十番にあるアートギャラリーAzabujuban Galleryにて催されたONION(鬼塚哲郎)氏の『2014ONION感謝祭★展』(8月18日まで)に行ってきました。 2014.08.19アートデザイン工芸
アート「ルドルフ・シュタイナー展」@ワタリウム美術館 そこで見るのは、意味なんかすべてとっぱらったそれそのものの本質的な姿なのだと思う。 けれども、そんなもんいちいち確認していたら日々消耗するばかりなので、ひとは通常運転ではそれらのことに気を配らず生きていくようにできている。ある意味では、本質世界をばっさり排除した、現実世界ストーリーの中に生きているとも言えるかも。それってだけど、なんかつまんないよなー 2014.06.26アートデザイン工芸
アート謎と魅力を湛えたひと「101年目のロバート・キャパ」展 @東京都写真美術館 それらは例えば、写真の原版(ネガ)がキャパが持っていたライカ判ではなくて、ゲルダが使用していたローライフレックスのもの(6×6サイズの正方形)だった、とか、写っている山の稜線などから判断するに前線となったセロ・ムリアーノからは遠く離れた土地だった、などの検証結果から明らかにされている。 2014.05.04アート写真
アート吉岡徳仁「クリスタライズ」展 @ 東京都現代美術館 今回の「クリスタライズ」展から受けた全体のイメージは、白くて透明でキラキラした感じ。純粋培養。ピュアで気持ちのよい空間だった。スペクトラムとか結晶とか、個人的に好みのものがいっぱい。 2014.01.20アートデザイン工芸
アート「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」 3.11以降、この国には様々なことが起こっています。 私たちは、原発が三基同時にメルトダウンという、人類がかつて経験したことがない事故を起こしました。 そして、我々の祖先が何千年も大切にしてきた国土と海を汚しました。 (私は、悪い夢なら早く覚めて、と何度も思いました) 福島第一原発では今もなお、地球上で誰も試みたことのない、使用済み燃料棒取り出しという危険な作業が続けられています。くわえて、現政権は原発再稼働や憲法改悪に前のめり。 2014.01.14アートデザイン写真工芸映像舞台
アートGoodDesign! *GoodDesign! 可愛いらしいパッケ―ジのChocolate?…かと思ったら、シドニーにあるWebデザイン会社のサイトの全体像なんです。細部までほんとにラブリー! 2013.10.16アートデザイン
アートアール・ヌーボーの建築 #3 ~バルセロナ編 サグラダ・ファミリア。天井の相似形な眺めに、頭ゆらゆら。幻覚を見ているみたい。天国だし地獄だと思った。こんなものを三次元で作ってしまうなんて。どんな曼荼羅画家も叶わないよー。 聖堂内はきっとどの位置から見ても完璧で、どこに座った人もこの超越した境地をきちんと満喫できるように計算し尽くされているのだろう、と思った。 2013.06.12アートデザイン写真工芸旅