三月です。春はすぐそこ。
そんな季節をスナップしようと、Mandala Design sachiは、調布市にある神代植物公園に行ってきました。
平日でひとも疎らだろうと思いつつ入園し、歩き始めると、のっけから池のそばに人だかり。梅の木の方に向けて、2、30人ほどがカメラを構えている。
よい陽気だったので園内にそういう光景は多々見られた。
だが、今回驚いたことはカメラ女子の数の多さ。
それもお散歩カメラ、なんてヤワなものではなく、三脚に長いレンズを装着したフルサイズの一眼レフ。肩に担いで颯爽と移動する姿がカッコいい。
そして、彼女達の推定年齢は60~70歳!あわわ。
その年代のカメラ男子は昔から多数お見かけするが、昨今のアマチュアカメラマン事情はこんなことになっていたか!!
驚きました。
池のそばの男女比はざっと6:4だった。
感心した自分は、60代後半と思われるカメラ女子のお一人にリサーチを試みた。
ー みなさん何を撮ってらっしゃるのですか。
「ああ、鳥よ。きれいな色の鳥が来るからここで待っているのよ。緑色の、なんてったっけかな…」
ウグイス?!と喉元まで出かかったが、さすがにその名は忘れまい、もっと珍しい鳥だろうと素人な自分を恥じ、次の質問。
ー いつもこんなふうに多くの方がシャッターチャンスを狙ってらっしゃるのですか。
「そうそう。今日みたいな暖かい日は特にね。いや暖かいっていうか暑い。ほら、こんなに汗かいちゃった」
そう言いながら背中を見せてくださる。なるほど、シャツには汗染み。
ー それで、今日は良い写真が撮れましたか?
「そうだと思うよ。ずっとああして待っているんだもの。
あたし?あたしはね、本田さんのつきあい。今日は猫の避妊をしに来たの」
どうやらこの方は少し事情が違ったようですが、本物のカメラ女子の皆さんはおしゃべりすることもなく、獲物を狙うようにファインダーにかぶりついていたのです。
自分も一応カメラを持っていたのですが、重い三脚持参などはなから考えていなかった。
何だか励まされた日だったので投稿した次第です。
スポンサードリンク:
読んでくださってありがとうございます!
ポチッとしてね。
コメント