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マンダラデザインアートブログのsachiです。
NHK ETV特集「激変する西之島~太古の地球に出会う旅~」を見ました。
世界が注目、絶海の孤島、西之島。東京都心から1千キロ。父島からも100キロ以上離れており、たどり着くことさえ難しい。そんな中NHKは研究者とともにこの島の変化を長きにわたって記録してきた。西之島の学術的価値は2つ。40億年前の地球で大陸がどのようにできたのか、その根拠となる岩石を噴き出すという地質学的側面。さらに岩石しかない不毛の大地に生物がどうやって生態系を作るのかという天然の実験場である点だ。
出典:https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021113766SA000/
1年で6倍にも大きくなった火山!
写真出典:https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/PNY8PZZMNR/
小笠原諸島・西之島。
去年よりもずっと成長している。すごい!
2020年2月の火山の大きさはこうだった…。
画像出典:https://www.sankei.com/article/20200205-FYKCF4I3QRONROW7A3E3OFFXYY/photo/U5QJQLVNIFKLVB5WP3RQI76KUI/
わたし達はいま、大陸が生まれるプロセスと同じ様相を、リアルタイムで目の当たりにしている。
すごい。
あまりの興奮に、TV画面にスマホを構え連写 笑
「38億年前に地球で大陸が誕生した過程を再現している可能性」
という研究論文も発表されているそうだ。(海洋研究開発機構のグループによる)
溶岩を無人ヘリで採取したところ、安山岩だったとのこと。
とにかくこんな土壌、見たことない。。
霜柱が立った地面みたい。大男になって、ばふばふと踏みつけたい。
あるいはカルメ焼きっぽくもある…。
というか、スケールが大きくて縮尺がよくわからない。。
この、火山の側面のラインはどうしてこういう形状になったんだろう。
強く激しい自然のふるまいが残した、美しい紋様。
何層にもなっているのがわかる。幾度となく噴火したからだ。
地層、すごーーー!
今現役の地球科学の学者は幸運だ。火山学者さん、地質学者さん。。
模型や写真でなく、本物の「大地創成」のプロセスを国内で観察することができるんだから!
50年前でも100年前でもなく、今の学者がいちばんラッキー!!
まあ、なかなか現地に行くのは難しいでしょうが。。
素人の自分ですらこんなに興奮するんだから、専門家がどんな思いでいるか、、想像に難くない。
子どもの頃からそういうものに興味があっただろうひとが研究を続け、生業とし、この期に及んでそれそのものをリアルに観れるとは思いもしなかったのでは!?
40億年前の地球の姿を、目の当たりにできるのだ。ゲームやCGじゃないんだ。
もちろんガスも出ているかもしれないし、調査には危険も伴うけど。
一度リセットされたような大地でどのように生物が生き、生態系がどうかたち作られていくのか、それに立ち合える生物学者も同じように幸運!
太古の地球にこころを遊ばせるとともに、そういうことにも思いを馳せました。
活発な噴火活動のなか、島の、溶岩を免れたわずかなエリアで生き延びたアオツラカツオドリ。
出演されていた生物学者も歓喜の叫び。そりゃそうだ!
1973年生の西之島。海上保安庁のサイトでその成長の様子が見られます。
「最近の火山活動写真」は圧巻です。
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