カルーセルエルドラドはどこに行くの?〜「思い出のとしまえん」@石神井公園ふるさと文化館
BOOKS
『AMEBIC』金原ひとみ著
彼女に関しては文学の資質はもちろん、その美的感覚に粋なものを感じる。主題そのもののチョイス、物語の展開の仕方、文章のリズム、言葉の選び方、さらにはちょっとした諧謔味などに小手先だけでは果たせない才能を感じてしまう。ことの運び方がスマートなのだ。読む快感を感じさせるのは、町田康と通ずるのかも。
銀幕の残像
静かなたたずまいの奥に広がる、気が遠くなるほど豊かな世界。 小川洋子の小説に流れる雰囲気を、きっと忠実に再現している のだろう。 原作、まだ読んでないけど。 宇宙の根源的な真理みたいなものを小説で描くのが夢だ、というようなことを、彼女は以前どこかで書いていた。 今回映画を見終わった後に、それを思い出した。