ART

アートとデザイン

「 アール・デコの貴重書」 〜 アール・デコ様式美にふれる建物公開展2022@東京都庭園美術館

庭園美術館は、もとは朝香宮夫妻のご自邸でした。1920年代の滞欧中、当時全盛期だったアール・デコ様式に魅せられたご夫妻は、帰国後それらを取り入れた邸宅の建築を開始。内装設計はフランスの装飾芸術家アンリ・ラパンに依頼、ルネ・ラリックをはじめとしたアーティストが参加した贅沢な建築物になりました。
残像日録

【残像日録】香りという体験 〜 NOSE SHOPに行った

NOSE SHOPに行った。香りのうつったロートを鼻に近づけ嗅ぐタイプのテスターが並んでいる。久しぶりに色々な香りを試した。目を閉じて、「LOST IN TRANSLATION」という名の香りを嗅いだとたん、見知らぬ国の空港のロビーに降り立った気がした。それは、どこか暑い国であるが、若いころ住んだことのある東南アジアの空港ではない。訪れたこともない中近東都市のイメージの断片が、頭の中に広がる。その香りを身に纏いたいとは思わない。ただ、日常にうんざりし、自分の中にどこか殺伐としたものを感じた時に、そっとボトルのふたを開きたい。きっとそれは、しばしのマインド・トリップになる。印象の強い香りを嗅ぐことは体験である。そんなことを思った日でした。
アート

上野リチ ウィーンから来たデザイン・ファンタジー展@三菱一号館美術館

1903年、ヨーゼフ・ホフマンとコロマン・モーザーにより設立されたウィーン工房に誘われた上野リチ。1917年から在籍し、そこで精力的な創作活動をしました。1926年、ホフマンの建築設計事務所に勤務していた上野伊三郎との結婚を機に京都に移り住んでも、二都市を行き来しながら、引き続きウィーン工房の一員として活躍します。(リモートワークのさきがけ!!) そして、壁紙やテキスタイルなどの日用品や室内装飾など多彩なデザインを手がけました。
残像日録

【残像日録】ウクライナのお菓子でお茶タイム

たまたま買ったパイのお菓子がウクライナのものでした。パッケージが可愛らしい。Gronaというメーカーで、Cushionsというお菓子らしい。チョコレート味もあるそうだ。2個入りのパッケージが8個入り、計16個で、税込200円弱。お砂糖をまぶしたパイに甘酸っぱいチェリーのジャムが入っていて、ボリュームたっぷり。美味しい。紅茶を入れていただきました。
アートとデザイン

【残像日録】さよなら中銀カプセルタワービル

2022年4月12日、一度はその内観を見てみたかった、中銀カプセルタワービルの解体が始まりました。1972年、黒川紀章による設計で竣工されて50年。二度とこの目で見られなくなる前にせめて外観だけでも!と、銀座8丁目の現地に急ぎました。
残像日録

【残像日録】世の中にたえて桜のなかりせば

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 〜 在原業平朝臣 この世の中に桜の咲く時期がなかったら、どれほど心おだやかな春の日々であることでしょう。(超意訳)今年もこの歌があたまに浮かんだ数日間だった。桜の美しさは一瞬で、だからこそこの美をロスしちゃいけない、何としても見ておかないと、とソワソワしてしまう。今度この光景を見れるのは一年も先。カメラに収めておきたいと。近所の川べりに咲く桜の樹々も、もうすでに見頃を過ぎたけど、はらはらと散るさまも見届けたいと願う。
残像日録

【残像日録】眠りについた柱時計

むかしむかし。結婚する時に勤め先の上司からお祝いにといただいた柱時計。少しアンティークなデザインで、まあるいフレームの部分が可愛くてお気に入りだった。ところがあるとき彼がぱたりと針を止め、動かなくなった。 リビングの壁でコチコチと音を立てながら、何十年も我が家を見守ってくれていたのに。
残像日録

【残像日録】クナイプのバスソルトなら断然グーテナハト

3年くらい前から、入浴時にはクナイプのバスソルト、が定番になった。お気に入りは Gute Nacht(グーテナハト)。ドイツ語でおやすみなさい。この香りがね、とっても良いのです。何か幼い頃のことを思い出しそうな思い出させなさそうな......。目を閉じて首まで湯船に浸かり、考えてみるのだけどよくわからない。キャッチコピーも好き。「ホップ&バレリアンのやすまる香りで おやすみ前のリラックスバスタイムを」自分にアピールしてくるのは、どの成分の香りかな?ホップというのは、「ホップ球果エキス」バレリアンは、「西洋カノコソウ根油」あとは、ダイズ油も入っているみたい。
アート

わたし達に問いかける「ユージーン・スタジオ 新しい海」展 @東京都現代美術館

ユージーン・スタジオの作品の印象は、どれも端正。表現としての装飾を極限まで削いだかたちをとっているように見える。禅的でもあるとも言える。そしてそれは、美しいフォーマットで提示される現代社会への(あるいはそこに生きるわたし達への)問いかけだ。『2001年宇宙の旅』でキューブリックが描いたモノリスという存在とも、どこか通じるものがあると感じた。
残像日録

【残像日録】清澄白河お散歩日和

都現代美術館に行く道中、清澄白河の街をしばし散歩。おしゃれなカフェや雑貨屋さんがたくさんありました。なかでも魅力的だったのは、「リカシツ」さん。学校の理科室に必ずある、フラスコやビーカー、試験管などが所狭しと並べられている、理化学ガラスの専門店(運営は創業89年の関谷理科)。
残像日録

【残像日録】空のなないろ

昨日は雲がなないろに輝くうつくしい空でした。 彩雲です。 ちょっと浮かない日であろうと、空を見上げていると元気を取り戻せます。 自然はいつだって、フラットなスタンスで美を体現している。 見習いたいものです。
アートとデザイン

北欧デザインの実力!自然が宿るここちよいデザインが勢揃い「ザ・フィンランドデザイン展」

ムーミン、イッタラ、マリメッコ。日本人にも馴染みの深いフィンランドデザインです。渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中「ザ・フィンランドデザイン展〜自然が宿るライフスタイル」に行きました。混雑状況は気になりましたが、チケットを確保し自分は予約なしで行きました。それほど混んでいなかったのでほっとしましたが、現在はどうでしょうか?サイトを確認してから訪れることをお勧めいたします。
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