100% ノーベル賞 week 2008 ~ 神はサイコロを振るか

アート
スポンサーリンク

 
 
弦理論の創始者の一人としても知られる、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏。
彼は若き頃、アインシュタインと量子論について30分ほど意見を戦わせたことがある、と新聞で読んだ。すげー。
 
 
というわけで本日は、昨日読了したばかりのサイエンスつながりの良著を紹介。
 
 

『理性の限界ー不可能性/不確定性/不完全性』
               高橋昌一郎著

 
 
「量子論を理解していると思ったら、理解していない証拠だ」 
    ー ニールス・ボーア(デンマークの物理学者 )

 
 

面白かった。
第二章「科学の限界」がとりわけエキサイティングだった。
相対性理論から始まって、ハイゼンベルクの不確定性原理、(これは、君は彼女の本当の姿を見たいと思い、透明人間になって彼女の部屋に行くとする。しかし透明な君が彼女を観察したとたん、彼女はもう本当の彼女の姿とは少しだけ違ってしまっている、という奇々怪々なお話。ちょっと違うか。まいいや)
ボーアのコペンハーゲン解釈、シュレーディンガーの猫、さらには多世界解釈に至るまで、分かりにくいとされている理論を噛み砕き、ドラマ仕立てで説く。
 
 
これは一般の人向けの読み物である。
タイトルが固すぎるのでとっつきにくいかもしれないとは思う。でもせっかくのノーベル賞 week。
こんな本をきっかけにサイエンスの秋はいかがですか。
 
 
それにしても日本、どの分野でも花開いてる。
のりにのってます。
 


読んでくださってありがとうございます!
ポチッとしてね。


アートランキング

  
  

コメント