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マンダラデザインアートブログのsachiです。
先日、東京芸術劇場にて京劇の舞台というものを初めて見ました。
中国で唯一の国立である、中国国家京劇院による「白蛇伝」です。
千年の修行を積んで妖力を得た白蛇の精が美しい娘に姿を変え、西湖のほとりで青年と出会い、困難を乗り越えつつ純粋な愛を貫く物語。「白蛇伝」は中国四大民間伝説の一つ。悠久の歴史の中で広く伝えられ、ほうぼうで少しずつ形を変えつつも、今なお人々に愛され語り継がれている物語です。
日本では「雨月物語」(1776年・上田秋成 著)の題材となっていることが知られていて、古くからその広がりは日本文化にも及んでいるのです。
http://www.rakugi.net/play201605/より転載
一流の演者によるパフォーマンスとはこういうものか!と驚き、圧倒されました。
演者の目の力がすごかった。
歌舞伎の見栄を切るようなスタイルでこちらを向かれるとどきりとしてしまう。
耳に気持ちの良い、のびやかな声。
あの発声法に、ものすごいカタルシスを感じる。
どういう練習を経るとああなるのかな。
時折鳴るドラ?の響きにも快感をおぼえる。
じゃあーん!と鳴ると、抜けるような爽快感がある。
美しい女性たちが目にも優しい色の衣装を身につけて舞うように踊る。
頭の被り物についている煌びやかなスパンコールが、舞台の強いライトに照らされてしきりに輝く。
きらきらくらくら幻惑される。
女性はやっぱり美しい生き物だな、などと思う。
世の中にはこんなにも美しいものがあるのかと舞台を見ていて思った。
世界にはまだまだ素晴らしい芸術があるのだろう。
もっと世界各国の一流の文化を見てみたいな。
そんなことを思った日だった。
ちなみに「白蛇伝」は、宮崎駿氏がアニメの道をを志すきっかけとなった物語だとのこと。
「京劇白蛇伝2016」 中国国家京劇院日本公演 東京公演
2016年5月28日(土)~6月5日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
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